映画祭について

ごあいさつ
京都ヒストリカ国際映画祭は「歴史」をテーマに絞った日本で唯一の映画祭です。日本映画はもとより、諸外国の映画も取り上げることで、「歴史・時代劇」の持つ普遍性と各国の独自性を知ることができます。
ヒストリカ・スペシャルでは、阪東妻三郎主演の名作『雄呂血』の4K版をお送りします。100年の時を超えて鮮やかに甦った姿は心が揺さぶられることでしょう。
ヒストリカ・フォーカスでは「アンチ・カタルシス」をテーマとして、名匠・今井正監督作品『仇討』など6作品をリストアップしました。これらの作品からは時代劇の持つもうひとつの可能性を感じていただけることでしょう。
ヒストリカ・ワールドでは5か国共同製作の『マゼラン』をはじめ4作品をお届けします。日本初公開作品を含めた新作の歴史劇です。
京都ヒストリカ国際映画祭実行委員会
実行委員長 小嶋雄嗣(東映株式会社取締役 京都撮影所所長)
次の100年のヒントを、ここから。
人は映画に物語を求めているのだろうか。感情を浄化させるカタルシスたっぷりな物語と、今われわれが暮らす日々の現実。ふたつの距離は甚だしく遠い。映画が寄り添えるのはリアルな肌ざわり、記憶に刺さる表情といった断片だけかも知れない。
今年のヒストリカが届けるのは、観る者の気もちに刺さるトゲトゲ映画たちだ。映画の舞台は過去ではある。しかし、そこにあるエモーションは飛びつきたくなるほど、もしくは、おののくほどにリアルなものだ。
100年前、それまでの俳優とけた違いのトゲトゲを持つスター・阪東妻三郎が太秦に撮影所を構えた。以来、太秦は13の撮影所が集まるクラスターになり、日本映画を牽引してきた。さて、次の100年はどうなるのか。ヒストリカからヒントを探そう。
京都ヒストリカ国際映画祭実行委員会
プログラム・ディレクター 高橋剣
開催概要
名称:第17回京都ヒストリカ国際映画祭(KYOTO CMEX 2025 公式イベント)
期間:2025年12月2日(火)~12月7日(日)
会場:京都文化博物館
主催:京都ヒストリカ国際映画祭実行委員会
(京都府、京都文化博物館、東映株式会社京都撮影所、株式会社松竹撮影所、株式会社東映京都スタジオ、巌本金属株式会社、株式会社ディレクターズ・ユニブ、立命館大学、株式会社Skeleton Crew Studio)、一般社団法人京都ヒストリカ
共催:KYOTO CMEX実行委員会
協力:京都クロスメディア推進戦略拠点/イタリア文化会館‐大阪/ヴェネチア・ビエンナーレ – ビエンナーレ・カレッジ・シネマ/チネテカ・ディ・ボローニャ/東京国際映画祭
協賛:/株式会社THAN/餃子とどて煮 うさぎ屋
後援:一般社団法人日本映画製作者連盟/一般社団法人外国映画輸入配給協会/一般社団法人日本映画テレビ技術協会
助成:芸術文化振興基金









