ヒストリカ お座敷

昨年度好評だったカンファレンスイベント「ヒストリカ お座敷」が今年も京都文化博物館の6F和室で開催されます。
今回は70畳×3部屋のスペースを「トーク」「展示」「上映」に分け、トップクリエイターのレクチャーや京都のコンテンツ企業と若手のフィルムメーカーによる作品展示・上映を行います。

詳細およびタイムテーブルは11月中旬以降随時更新予定です。

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入場方法

●トークエリア・展示エリアともに、
入場無料・事前申込不要
誰でもお気軽にご参加いただけます。

※当日、満席になった場合、入場を制限させていただく場合がございます

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タイムテーブル

トークエリアの追加セッション、展示エリアのコンテンツも決定次第追加予定!

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会場マップ

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展示エリア


『ヴァイオント』 VR体験

『ヴァイオント』は、イタリアの同名の渓谷を舞台にしたインタラクティブな一人称視点のVR作品です。ヴェネチア国際映画祭の人材育成部門であるビエンナーレ・カレッジ・シネマで制作され、日本初上映となります。今回は3台のVRのヘッドセットマウントディスプレイをご用意しております(無料・プレイ時間は約25分)。
※本作品は全て英語での会話となり、日本語字幕表示はございません。プレイ前にスタッフより、物語の解説などプレイのサポートをさせていただきます。


『雪の花 ―ともに在りて―』 特別衣裳展示

第16回京都ヒストリカ国際映画祭で、公開に先駆けて上映される『雪の花 ―ともに在りて―』。12/7・12/8の2日間、「ヒストリカ お座敷」にて、出演の松坂桃李さん、芳根京子さん、役所広司さんが劇中で着用した衣裳を特別に展示いたします。ぜひ、この機会に上映と併せて、ご覧ください。 協力:京都芸術デザイン専門学校


「Roadstead」、「JECTOR」
株式会社ねこじゃらし

現在、世界初のDVT(デジタルビデオトレーディング)プラットフォーム「Roadstead」からは、黒沢清監督『Chime』、工藤梨穂監督『オーガスト・マイ・ヘヴン』に続いて、ジャン・リュック・ゴダールの遺作『Scénarios』がリリース。今回、12/8のセッションと連動し、「Roadstead」の解説やクリエイティブのためのクラウドストレージ「JECTOR」のデモンストレーションを実施します。


VR×魔法×アクション『RUINSMAGUS』体験(12/7のみ)

『RUINSMAGUS』は様々な魔法と盾アクションを駆使し、立ちはだかるガーディアンを倒し遺跡に秘められた謎の解明を目指すVR魔法アクションRPGゲームです。 舞台は『遺跡都市グランアムニス』。あなたは新人魔法使いとして、研究機関エニグマの新人研究員アイリスと共に様々な困難に立ち向かいます。体験時間は約20分です。2023年度京都デジタルアミューズメントアワード賞受賞作品。

ゲームの試遊や展示などその他コンテンツも出展予定

12月7日(土)

トークエリア

13:00-14:00

日本における海外映像作品誘致促進 ―JLOX助成金を中心に― 

目黒 浩[経済産業省 商務・サービスグループ 文化創造産業課課長補佐(映像・アニメ・ロケ誘致・印刷政策統括)]

 

14:30-15:30

そもそも『枕草子』には映画を作れる何かがあるのか

公開を控える映画『つるばみ色のなぎ子たち』の制作のプロセスの中で、膨大ともいえる監督自身の研究と理解から見えた「枕草子」とは何か?映画制作も佳境を迎える今、監督から語られる言葉は大注目。 昨年に引き続いての片渕監督の登壇です!京都がホームの新作、ヒストリカも全力応援の作品です!

登壇者

片渕 須直
[アニメーション映画監督]

1960年生まれ。日本大学芸術学部特任教授・上席研究員。大学在学中に『名探偵ホームズ』の脚本を手がけてから、今年で43年目。監督作はTVシリーズ『名犬ラッシー』(96)、『BLACK LAGOON』(06)、長編『アリーテ姫』(01)、『マイマイ新子と千年の魔法』(09)、『この世界の片隅に』(16)、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(19)など多数。疫病の中に生きる千年前の人々を描く映画『つるばみ色のなぎ子たち」を現在制作中。
 

16:00-18:00

京都における映像作品誘致の為の基盤づくり ―ロケーション環境の整備を中心に―

目黒 浩[経済産業省 商務・サービスグループ 文化創造産業課課長補佐(映像・アニメ・ロケ誘致・印刷政策統括)] 槙田 寿文[特定非営利活動法人映像産業振興機構 事務局次長兼事業企画部長兼映像事業部長] 関根 留理子[特定非営利活動法人ジャパン・フィルムコミッション 事務局長] 笠原 和史[京都府 商工労働観光部 産業振興課(地域産業育成担当) 参事] 牧澤 憲[京都市 文化市民局 文化芸術企画課 事業推進担当課長] 保田 光春[京都市 産業観光局 クリエイティブ産業振興室 コンテンツ産業振興課長] 高橋 剣[東映株式会社京都撮影所 スタジオ事業部/株式会社東映京都スタジオ 取締役] 永島 聡[株式会社松竹撮影所 取締役 京都製作部長]

 

トーク&上映エリア

13:00-16:30

MatchHat x Kyoto Historica International Film Festival Day 1

[13:00-13:50]
短編映画上映「愛」テーマ(観客によるベストフィルム投票)

[14:00-14:30]
特別「畳チャット」ゲスト映画監督と(対面・オンライン)
コラボレーションの方法論、クリエイティブプロセス、そして舞台裏のエピソードについて、リラックスした親密な会話をお楽しみいただけます。

[14:30-15:00]
業界インサイト:映画の資金調達と配給の方法(ハイブリッド)
※YouTubeからのゲストも登壇予定

[15:00-15:30]
ラピッド・スピードデート(短時間で多くの人と交流するセッション):「プロジェクト仲間を探そう」「映画制作のアドバイス」

[16:00-16:30]
交流セッション
映画制作者やクリエイター同士のリラックスした交流

 

12月8日(日)

トークエリア

13:00-13:50

京都ヒストリカ国際映画祭  特別セミナー バーチャル・プロダクションに見る映像制作の未来

革新的なバーチャル・プロダクションという最先端技術が、現在、大ヒット作から独立系プロジェクトまで様々なシーンにおいて採用されています。
このテクノロジーが映画業界をどのように変革しつつあるのかあらゆるレベルの映画制作者にもたらす、実用的なアプリケーションや費用対効果の高いソリューション、さらに創造的な可能性について考察します。

登壇者

エイドリアン・ランソン
[バーチャルプロダクションプロデューサー]

14:10-15:10

HISTORICA X 特別講演① メディアコンヴァージェンス時代におけるIP創造において肝となるコレクティブ・ジャーニーのデザインとは

現在、ハリウッドで生み出されたIPの中で最も重要なコンセプトのトランスメディアストーリーテリング(Transmedia Storytelling)があります。
興行収入のトップを支える、マーベルシネマティックユニバースから、アニメ化が話題となっている「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズまで、大規模予算を投じたほとんどの作品がこの方法のストーリーテリングを行っているのです。
ハリウッドの中でも最初期からトランスメディアプロデューサーとして活躍してきたJeff Gomez氏が近年、「ヒーローズ•ジャーニー」(英雄譚の一般的な展開方法でジョージルーカスが最初のスターウォーズを生み出す際に参考にした)の代わりに導入するストーリーテリングの方法として提唱しているのが「コレクティブ・ジャーニー」(群像の旅)と言う考え方です。
この講演では、提唱者自身がその意義やあらゆるメディアが展開される現在においてなぜこの考え方が重要なのかを解説します。

登壇者

Jeff Gomez
[トランスメディアプロデューサー]

ライター/プロデューサーであり、トランスメディアの専門家として知られる。
現在、円谷プロダクションにてトランスメディアプロデューサーを務め、Netflixで配信されたアニメ映画『ウルトラマン・ライジング』にはコンサルタントとして参加した。
また、マーベル・コミックやハリウッドの各スタジオとも協力し、『パイレーツ・オブ・カリビアン』『スパイダーマン』『トランスフォーマー』などのフランチャイズに対し、クリエイティブコンサルティングおよびIP管理のサービスを提供してきた。

Starlight Runner EntertainmentのCEOとして、Collective Journeyメソッドを用いてファンコミュニティの構築に尽力しているほか、コカ・コーラやスパルタンレースといった企業のブランドナラティブの構築にも関わっている。
さらに、政府および非政府組織向けに、社会的および政治的な問題に関する物語の拡張にも貢献している。

通訳:中村 彰憲
[立命館大学ゲーム研究センター・第二代センター長]

立命館大学映像学部教授、立命館大学ゲーム研究センターセンター長。
主な著作に『中国ゲーム産業史』『中国ゲームビジネス徹底研究』『グローバルゲームビジネス徹底研究』『テンセントVS. Facebook世界SNS市場最新レポート』。

15:15-15:50

HISTORICA X 特別講演② 世界における映像業界の第一線で活躍できる技術力とクリエイティブ

ハリウッドで徹底的に鍛えた造形技術を背景に、アナログ造形からZbrushなどのデジタルスカルプトモデリング、さらには3Dプリンターによる製作まで幅広いプロセスを習得。
日本、ハリウッド、インドといった主要シーンで活躍し、上海での個展開催を通じて世界にその技を発信するAkihito氏が登壇します。
AI技術の活用経験を踏まえつつ、AIを超えたオリジナルコンテンツ創出に必要な「アナログな発想の力」について、自らの豊富な経験を交えて語ります。

登壇者

Akihito
[ハリウッドクリエイター]

特殊メイクアーティストとして国際的に活躍。
1997年に「TVチャンピオン特殊メイク王選手権」で3連続優勝し、1998年にはアメリカのIMATSでアバンギャルドメイクアップ部門優勝を果たす。
2002年にはウルトラマンコスモスのメイン怪獣デザイナーを務めた後、渡米し、映画『アベンジャーズ』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ジュラシック・ワールド』などでキーアーティストとして特殊造形を担当。
2008年から2018年までアートBOOK「SPECTRUM」で毎年受賞し、2014年にはアート作品集「Heart of Art」を出版。
インド映画『Indian 2』やアマゾン映画『Red One』にも参加し、2024年には上海での個展を予定している。

16:00-17:00

HISTORICA X ラウンドテーブル AI普及期においてクリエイティブIPで世界へ勝負をかけるには

登壇者

Jeff Gomez
[トランスメディアプロデューサー]

ライター/プロデューサーであり、トランスメディアの専門家として知られる。
現在、円谷プロダクションにてトランスメディアプロデューサーを務め、Netflixで配信されたアニメ映画『ウルトラマン・ライジング』にはコンサルタントとして参加した。
また、マーベル・コミックやハリウッドの各スタジオとも協力し、『パイレーツ・オブ・カリビアン』『スパイダーマン』『トランスフォーマー』などのフランチャイズに対し、クリエイティブコンサルティングおよびIP管理のサービスを提供してきた。

Starlight Runner EntertainmentのCEOとして、Collective Journeyメソッドを用いてファンコミュニティの構築に尽力しているほか、コカ・コーラやスパルタンレースといった企業のブランドナラティブの構築にも関わっている。
さらに、政府および非政府組織向けに、社会的および政治的な問題に関する物語の拡張にも貢献している。

Akihito
[ハリウッドクリエイター]

特殊メイクアーティストとして国際的に活躍。
1997年に「TVチャンピオン特殊メイク王選手権」で3連続優勝し、1998年にはアメリカのIMATSでアバンギャルドメイクアップ部門優勝を果たす。
2002年にはウルトラマンコスモスのメイン怪獣デザイナーを務めた後、渡米し、映画『アベンジャーズ』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ジュラシック・ワールド』などでキーアーティストとして特殊造形を担当。
2008年から2018年までアートBOOK「SPECTRUM」で毎年受賞し、2014年にはアート作品集「Heart of Art」を出版。
インド映画『Indian 2』やアマゾン映画『Red One』にも参加し、2024年には上海での個展を予定している。

村上 雅彦
[スケルトンクルースタジオ代表取締役社長]

株式会社Skeleton Crew Studioの代表取締役であり、一般社団法人日本インディペンデント・ゲーム協会の理事。 2001年に渡米し、サンフランシスコの美術大学を卒業後、ゲーム業界に参入。
2009年に帰国し、京都のゲーム会社で経験を積んだ後、2016年に独立して「株式会社Skeleton Crew Studio」を設立。
現在はゲーム開発を中心に、VR/AR、バーチャルイベントシステム、NFTなど様々な分野で新しい挑戦を展開している。

イシイジロウ

イシイジロウは、トランスメディアクリエイターおよびプロデューサーとして、ゲーム、アニメ、映画、舞台、音楽、体験型エンタメなど多様なメディアで革新的な物語体験を創出している。
代表作『428 〜封鎖された渋谷で〜』や『タイムトラベラーズ』ではゲームデザインと物語構成に高い評価を得、映画や舞台、アニメではそれぞれ異なるメディアの特性を活かし、連動したストーリー展開を実現。
株式会社ストーリーテリング設立後は、『モンスターストライク』のアニメ・コンシューマゲームのストーリー、『文豪とアルケミスト』のゲーム・アニメ・舞台の世界観監修、『新サクラ大戦』のゲーム・アニメ・舞台・コミックのストーリーおよび監修など、複数のプラットフォームを横断し、物語の拡張と深みを追求。
ビジネス書『IPのつくりかたとひろげかた』『ストーリーのつくりかたとひろげかた』を執筆。
現在では様々なエンタティンメント企業での講演、コンサルティングにも忙しい。

モデレーター:中村 彰憲
[立命館大学ゲーム研究センター・第二代センター長]

立命館大学映像学部教授、立命館大学ゲーム研究センターセンター長。
主な著作に『中国ゲーム産業史』『中国ゲームビジネス徹底研究』『グローバルゲームビジネス徹底研究』『テンセントVS. Facebook世界SNS市場最新レポート』。

17:10-17:30

クロージング
登壇者

細井 浩一
[ZEN大学教授/コンテンツ産業史アーカイブ研究センター所長]

伝統芸能から近年のポップカルチャーにいたる様々な日本文化資源を総合的なデジタルアーカイブとして確立し、地域および産学公連携に立脚する新しい社会ビジネスモデルと連動させることによるコンテンツ分野の活性化に関心を持つ。 デジタルゲームの長期保存に取り組むゲームアーカイブ・プロジェクトは、産学公連携によるゲームの包括的な社会的保存活動として1990年代後半から現在まで継続している。主な著書に『ファミコンとその時代』NTT出版、などがある。

【リンク先】 細井研究室ウェブサイト http://www.hosoik.net/
 

トーク&上映エリア

12:30-13:30

黒沢 清監督「Chime」の事例に見る新たな映画流通の可能性
<Roadstead が提供する映画体験~高付加価値とユーザー参加>

登壇者

川村 岬[株式会社ねこじゃらし 代表取締役]

2006年に株式会社ねこじゃらしを設立。クラウドストレージ「Jector」やDVTプラットフォーム「Roadstead」を開発・運営。自身も開発を行うエンジニア。2020年より映画製作事業を開始し、映画を全く見ない映画プロデューサーとしても暗躍中。プロデュース作品に「スパイの妻(黒沢清監督)」「ドライブ・マイ・カー(濱口竜介監督)」など

14:00-15:30

中国の映画とマーケットを知りたい 連携:現代中国映画祭2024

市場規模は、北米と肩を並べるほどに発展し、日本国内でも、ファンが増えている中国映画。
今回は、2024年に新たに開催する現代中国映画祭2024のディレクター・徐昊辰(じょ・こうしん)さんと、関西を拠点に映画コメンテーターとして活躍する元SKE・加藤るみさんを迎え、中国マーケットの様子や日本でも話題となった作品の紹介、そして、最新の中国映画まで、中国映画を語るトークステージ型の交流イベントをお届けします

登壇者

徐昊辰[映画ジャーナリスト]

1988年中国・上海生まれ、2007年来日、立命館大学卒業。
2008年から中国の映画専門誌「看電影」「電影世界」、ポータルサイトSINA、SOHUなどで、日本映画の批評と産業分析を続々発表。2016年から、北京電影学院に論文「ゼロ年代の日本映画~平穏な変革」などを不定期発表。中国最大のSNS、微博(ウェイボー)のフォロワー数は約270万人。WEB番組「活弁シネマ倶楽部」の企画・プロデューサー。映画.comコラム「どうなってるの?中国映画市場」連載中。2020年から上海国際映画祭・プログラマーに就任、日本映画の選考を担当

加藤 るみ[タレント/映画コメンテーター]

SKE48を卒業後、映画・釣りなど多趣味を生かしマルチに活躍中。『BRUTUS』映画特集、サンテレビ『正月映画大百科』など、関西を拠点に映画コメンテーターとして精力的に活動。

16:00-18:30

MatchHat x Kyoto Historica International Film Festival Day 2

[16:00-17:00]
短編映画上映「あなたが伝えたい物語」

[17:00-17:30]
交流会

[17:30-18:30]
パネルディスカッション:「コラボ、資金調達、映画実現の方法(仮)」
登壇者: 泉原豊 (俳優)、八木毅 (映画監督、特技監督)

Q&A含む
モデレーター: 梅若ソラヤ