ゲスト

1/23(火)『狂った一頁』

古賀重樹[日本経済新聞社編集委員]


1/23(火)『ノースマン 導かれし復讐者』

岸建太朗[俳優、映画監督]


1/23(火)『十三人の刺客』

前田茂司[映画プロデューサー]


1/24(水)『チャーリーとチョコレート工場』

酒井麻衣[映画監督]


1/24(水)『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

前川知大[劇作家、演出家]


1/24(水)『用心棒』

入江悠[映画監督]


1/25(木)『シャーロック・ホームズ』

安田淳一[映画監督]


1/25(木)『ツィゴイネルワイゼン』

小野峻志[映画監督]


1/25(木)『デッドマン』

藤原季節[俳優]


1/26(金)『山猫』

カルメン・アッカプート[チネテカ・ディ・ボローニャ]


1/26(金)『桜色の風が咲く』

松本准平[映画監督]


1/26(金)『カメのように』

モニカ・ドゥーゴ[映画監督]


1/26(金).1/27(土).1/28(日)『MONO』

キアラ・トロイージ [イラストレーター・映画監督]


1/27(土)『うつつの光、うつる夜』

鹿野洋平[映画監督]


1/27(土)TVアニメ『ONE PIECE』ワノ国編 上映&スタッフ・トーク

長峯達也[シリーズディレクター]
赤堀哲嗣[ラインプロデューサー] 他


1/27(土)ヒストリカ 第15回記念セレモニー

山下晃正[京都府副知事] 他


1/27(土)『スカーレット』

ピエトロ・マルチェッロ[映画監督] ※オンライン


1/28(日)『Filip』ポーランド・NNW国際映画祭連携企画

スワヴォミール・チォク[NNW国際映画祭プログラムディレクター]


1/28(日)『パーティー・オブ・フールズ』

岨手由貴子[映画監督]


1/28(日)『カラヴァッジョの影』

宮下規久朗 [神戸大学大学院人文学研究科教授・美術史家]



古賀重樹
[日本経済新聞社編集委員]

1961年福岡市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。1985年日本経済新聞社入社。文化部、流通経済部、大津支局長、文化部次長、京都支局長などを経て、2010年から編集委員として映画を中心に文化全般を担当。日本大学芸術学部映画学科非常勤講師。著書に「1秒24コマの美 黒澤明・小津安二郎・溝口健二」(日本経済新聞出版社、2010年)、「時代劇が前衛だった 牧野省三、衣笠貞之助、伊藤大輔、伊丹万作、山中貞雄」(淡交社、2022年)。



岸建太朗
[俳優、映画監督]

劇作家宮沢章夫氏に師事し、俳優として活動する傍ら、2003年より映像制作を開始。2020年、監督作『Hammock』が大阪アジアン映画祭で芳泉短編賞を受賞。近年では、映画やドラマの撮影監督、脚本家としても活動する。主な作品は『海辺の彼女たち』(2020)(撮影)、『Winny』(2023)(脚本/撮影)、『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』(2023)(撮影)、『命の満ち欠け』(2023)(監督/撮影)、『愛のゆくえ』(2024)(撮影)など。



前田茂司
[映画プロデューサー]

京都生まれ。1986年、京都精華大学美術学部卒業。東映京都撮影所、松竹京都映画撮影所、映像京都、嵯峨映画などで映画制作を学ぶ。1998年に有限会社楽映舎を設立、代表取締役。福島こどものみらい映画祭実行委員塾長、NPO法人こどもフイルム設立代表理事。代表作に『十三人の刺客』(2010)、『一命』(2011)、『藁の楯』(2013)、『無限の住人』(2017)、『初恋』(2019)、『みをつくし料理帖』(2020)、『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(2021)、『怪物の木こり』(2023)などがある。



酒井麻衣
[映画監督]

1991年、長野県生まれ。『いいにおいのする映画』(2016)が、映画祭にてグランプリほか6冠に輝き、単独での劇場公開を果たした。そしてそのわずか1年後に『はらはらなのか。』(2017)で商業映画監督デビュー。近年の主な作品に映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(2023)、劇場版『美しい彼~eternal~』(2023)やドラマ「明日、私は誰かのカノジョ」「美しい彼」などがある。また、なにわ男子「初心LOVE(うぶらぶ)」、優里「レオ」、Nissy「I Need You」などのMVを監督する。



前川知大
[劇作家、演出家]

1974年生まれ、新潟県出身。目に見えないものと人間との関わりや、日常超常的な世界観で、身近な生活と隣り合わせに現れる異界を描く。空間と時間を同時に編集するシームレスな演出を特徴とする。主な作品に『天の敵』『関数ドミノ』『外の道・パリ公演』(2022)、『人魂を届けに』『無駄な抵抗』(2023)などがある。



入江悠
[映画監督]

1979年、神奈川生まれ。主な作品に『SRサイタマノラッパー』シリーズ、『22年目の告白-私が殺人犯です-』(2017)、『ビジランテ』(2017)、『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』(2023)など。新作『あんのこと』2024年6月7日公開予定。また東映時代劇映画が2025年に公開を控えている。



安田淳一
[映画監督]

1967年、京都生まれ。大阪経済大学在学中よりビデオ制作業を始める。幼稚園の発表会からブライダル撮影、企業用ビデオ、マルチカムによるイベント収録・中継、および映画制作など多様なニーズに対応。モットーは「予算内で期待以上の満足をお客さまに」。劇場映画製作品に『拳銃と目玉焼』(2014)、『ごはん』(2017)、また『侍タイムスリッパー』が2024年に公開予定。



小野峻志
[映画監督]

1996年生まれ。2019年に日本大学芸術学部映画学科卒業後、自主映画を数本監督する。『野球どアホウ未亡人』(2023)が東京・大阪を中心にスマッシュヒット。現在、脚本を手掛けた『松島トモ子サメ遊戯』(河崎実監督)が制作中。



藤原季節
[俳優]



カルメン・アッカプート
[チネテカ・ディ・ボローニャ]

チネテカ・ディ・ボローニャ(イタリア)にて視聴覚遺産利用ならびに映画コレクション普及事業を担当。2001年よりシネマテークの映画部門にて、映像の保存と目録作成を行う。ボローニャ大学(イタリア)にて映画史、パリ第8大学サン゠ドニ(フランス)にてサイレント映画史と映画保存・復元を専攻。



松本准平
[映画監督]

1984年長崎県生まれ。2012年、劇場デビュー作となる『まだ、人間』を発表。2014年、商業映画デビュー作として、芥川賞作家・中村文則の原作を映像化した『最後の命』(主演:柳楽優弥)を発表。NYチェルシー映画祭でグランプリ・ノミネーションと最優秀脚本賞をW受賞。2017年、身体障害とパーソナリティ障害の男女の恋愛を、実話を基に描いた『パーフェクト・レボリューション』(主演:リリー・フランキー・清野菜名)が公開。2022年『桜色の風が咲く』(主演:小雪)が公開され、本作は国内で多くの話題を呼び、フランス・香港・台湾でも公開。2023年、歌舞伎町に生きるゲイと女子大生とホストの三角関係を描いた『車軸』が公開。第47回サンパウロ国際映画祭ほか数々の映画祭に招待される。



モニカ・ドゥーゴ
[女優・映画監督]

シチリア出身。イタリアの映画界では特に有名な存在。2005年、レオナルド・ピエラッチョーニ監督の“I love you in every language of the world”で映画デビュー。2016年にはマルチェッロ・ディ・ノートと共に短編映画“Domani smetto”の脚本・監督を務めた。2022年、ヴェネツィア国際映画祭(ビエンナーレ・カレッジ・シネマ)で『カメのように』“Come le tartarughe”を発表。



キアラ・トロイージ
[イラストレーター・映画監督]

1994年イタリア、アスティ生まれ。イラストレーター。ローマ在住。短編映画、ドキュメンタリー、コマーシャル、長編映画の撮影現場で経験を積み、2013年から活動している。仕事は、短編映画、アニメーション、実写、イラストレーション、アーティストブック、バーチャルリアリティなど、さまざまな形態のビジュアルアートに及ぶ。2020年、初の短編映画 “The Strength” を監督。2022年、VR短編アニメーションである本作が第79回ヴェネツィア国際映画祭ヴェネツィア・イマーシブ部門に出品された。また同作は、ミラノで開催された権威あるフィルムメーカー・フェスティバルで最優秀イタリアVR賞を受賞した。



鹿野洋平
[映画監督]

1992年、横浜市生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科修了後、東映株式会社に助監督として入社。白石和彌監督『孤狼の血』(2018)はじめ、東映東京撮影所・東映京都撮影所にて多くの映画・TVドラマに演出部として参加。現在はフリーランスの助監督・映像作家として活動中。『つくもさん』(2022)で第3回SAITAMAなんとか映画祭コンペティショングランプリ受賞、DigiCon6 JAPAN 2022JAPAN Silver受賞ほか。『ぽっかりがらんどう』(2023)でながおか映画祭第25回長岡インディーズムービーコンペティショングランプリ受賞。



長峯達也
[東映アニメーション]

1971年生まれ。東映アニメーション所属のアニメーション演出家、アニメーション監督。TVアニメ『ONE PIECE』のシリーズディレクター。他には、劇場アニメ『ONE PIECE FILM Z』(2012)やTVアニメ『ドラゴンボール超』等で監督/シリーズディレクターを務める。



山下晃正
[京都府副知事]

1952年、京都市生まれ。1975年、京都府に入庁。その後、商工部次長、商工部長、商工労働観光部長、企画理事等を歴任し、2013年より副知事となる。現在、京都府総合計画の改定に取り組むほか、地域産業の発展に向け産業創造リーディングゾーン(仮称)の構築を推進。その中では、太秦メディアパーク構想を掲げ、Web3.0やメタバースなどの先端技術を取り入れた事業の展開や、コンテンツ産業関係者や学生が分野を超えて学び合うコンテンツ人材育成体制の整備を目指し、太秦地域での共創拡大に取り組んでいる。



ピエトロ・マルチェッロ
[映画監督]

1976年、イタリア・カゼルタ生まれ。ナポリの美術アカデミーで絵画を学び、2002年よりドキュメンタリー映画の製作を開始。2009年、長編映画デビュー作である“La bocca del lupo”で、第27回トリノ映画祭にて最優秀作品賞と観客賞、第60回ベルリン国際映画祭にてカリガリ映画賞・テディ賞を受賞。『マーティン・エデン』(2019)は第76回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション作品にも選出。



スワヴォミール・チォク
[NNW国際映画祭プログラムディレクター]

1976年、ポーランド・ワルシャワ生まれ。ワルシャワ在住だが、シアトル、ワシントンDC、ロンドン、ベルリン、レイキャビクにも在住経験がある。ポーランド語、英語、初歩ドイツ語とロシア語を話す。映画プロデューサーのほか、映画監督や脚本家としても活動。映画ビジネス&マーケティング・ストラテジスト、クリエイティブ・コンサルタント、セールス・エージェントとしての顔ももつ。映画業界には2005年に参入し、映画のマーケティングや企画、国内外の私的・公的機関やNGOを対象とした資金調達、制作、ポストプロダクション、宣伝、配給、国際セールスにかかわる。映画以前はテレビ業界(2000年~)、ラジオ業界(1994~)で経験を積んだ。ポーランドのウッチ映画学校で映画制作、ワルシャワ大学でジャーナリズムおよび総合メディアマーケティングとPR(カナダ学)を学ぶ。歴史映画や実話ベースの長編映画(長編ドキュメンタリーを含む)を専門とする。ドイツやフィンランド、英国、米国との国際共同制作に携わった経験をもち、20カ国以上で撮影を行ってきた。脚本から企画、宣伝、国際配給に至るまでの映画の制作プロセス全体に関心をもつ。カンヌやロサンゼルス映画祭、ベルリン映画祭、ロカルノ映画祭などの世界的な国際映画祭や映画市場イベントに関わっている。近年はポーランドのグディニャで開催されるNNW国際映画祭および映画市場にて、国際コンペティションのプログラムを担当しているほか、マーケティング部長も務め、世界の歴史映画祭や市場のネットワークを構築する取り組みに挑んでいる。



岨手由貴子
[映画監督]

1983年、長野県生まれ。大学在学中に自主映画を撮り始め、2015年に『グッド・ストライプス』で商業デビュー。2021年に山内マリコの同名小説を映画化した『あのこは貴族』が公開。燃え殻のエッセイを元にしたDisney+製作の連続ドラマ『すべて忘れてしまうから』(2022)では脚本・監督を務める。その他、脚本を担当したNetflix製作の連続ドラマ『ヒヤマケンタロウの妊娠』(2022)、BS-TBS『天狗の台所』(2023)などがある。



宮下規久朗
[神戸大学大学院人文学研究科教授・美術史家]

1963年、名古屋市生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業、同大学院修了。2013年より現職。『カラヴァッジョ―聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会)でサントリー学芸賞など受賞。他の著書に、『バロック美術の成立』『イタリア・バロック―美術と建築』(山川出版社)、『食べる西洋美術史』、『ウォーホルの芸術』、『美術の力』、『名画の生まれるとき』(光文社新書)、『カラヴァッジョへの旅』(角川選書)、『刺青とヌードの美術史』(NHKブックス)、『モチーフで読む美術史』、『しぐさで読む美術史』(ちくま文庫)、『ヴェネツィア』(岩波新書)、『闇の美術史』、『聖と俗 分断と架橋の美術史』(岩波書店)など多数。