作品詳細

HISTORICA WORLD
巨匠、ラヴ・ディアスが展開するフィリピンとポルトガルの邂逅。ワンカットの中に歴史が今、更新される
16世紀。若さと野望にあふれたポルトガル人の航海士・マゼランは、新たな世界を発見したいという彼の野望を支持しない王に逆らう。彼はスペイン王家を説得して資金を獲得し、物語に語られる東の土地へ、大胆不敵な遠征に出る。航海は予想をはるかに超えた過酷さであり、飢えと反乱に揺れる乗組員たちは限界を迎えていく。マレー諸島にたどり着いたとき、マゼランは心変わりする。征服と改宗に夢中になった彼を待っていたのは、彼の力の及ばぬ暴力的な蜂起であった。これはマゼランの神話ではなく、彼の旅の真実を明らかにする物語である。
監 督 ラヴ・ディアス
出 演 ガエル・ガルシア・ベルナール、アンジェラ・アゼヴェド、アマド・アルジャイ・バボン、ロニー・ラザロ、ヘーゼル・オレンシオ、トマス・アルヴェス、ボン・カブレラ
ポルトガル、スペイン、フランス、フィリピン、台湾| 2025| 164min| ポルトガル、スペイン、タガログ、フランス| Portuguese, Spanish, Tagalog, French| 海外セールス:Luxbox|
- ヒューマンドラマ
監督
ラヴ・ディアス [映画監督]
フィリピンを基盤に活動する映画作家。内省的な物語手法と、映画を通してフィリピンの社会政治的状況を幅広く探究していることで知られる。1958年、コタバト州生まれ。デュレーションとストーリーテリングに対する独自のアプローチで、国際的映画シーンに強い影響を与えてきた。歴史や苦しみ、人間性といったテーマをしばしば扱い、長回しやモノクロのビジュアルを特徴とする。主な作品に『北(ノルテ)―歴史の終わり』(2013)、『昔のはじまり』(2014)、『立ち去った女』(2016)など。いずれもヴェネツィア国際映画祭、ベルリン国際映画祭などといった有名な国際映画祭で高く評価され、複数の賞を受賞している。彼の作品は広く上映され、その長さと深さで観客に挑み続けている。また既存の映画作りの型を壊し、思慮深くも挑発的なナラティヴを創り出そうとしている。
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