作品詳細
HISTORICA WORLD
鮮やかに奇妙に描かれる小宇宙植民地主義は終焉を迎える
20世紀初頭、オランダ植民地時代末期のインドネシアの離島。ここで砂糖農園の所有者であるオランダ人は権力を握っていたが、ある日突然亡くなってしまう。彼の妻は自分たちの特権を維持すべく、オランダから息子夫婦を呼び寄せて農園を相続させようとする。しかし、すべての資産の相続人として遺書に記されていたのは…。家長の死をきっかけに、混乱を増していく権力闘争の様子が独特の映像表現で描かれる。
監 督 エナ・センディヤレヴィッチ
出 演 ハヤティ・アジス、レネ・ソーテンダイク、フロリアン・マイヤー、リサ・ツヴィアーマン
オランダ・スウェーデン・インドネシア・フランス｜ 2023｜ 102min｜ 海外セールス：heretic｜
- ヒューマンドラマ
監督
エナ・センディヤレヴィッチ [映画監督]
ボスニア・ヘルチェゴビナ出身、2002年よりアムステルダムに移住。オランダ映画学院卒業。短編映画『Travellers Into the Night』（2013）、『Fernweh』（2014）、『Import』（2016）に続き、『Take Me Somewhere Nice』（2019）で長編デビュー。カンヌ国際映画祭のACID部門に選出され、ロッテルダム国際映画祭でスペシャル・メンションを受賞。長編2作目となる『スウィート・ドリームス』は、ロカルノ映画祭で世界初上映され、オランダ映画祭で6冠を獲得するなど、世界中の映画祭で上映されている。
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