作品詳細

HISTORICA SPECIAL

雪の花 ―ともに在りて―

スケジュール

シアター上映

12/8 14:20-

無名の町医者は、未曾有の疫病から日本をどのように救ったのか?

福井藩の町医者で漢方医の笠原良策は、疱瘡の患者を救いたくとも何もすることができない自分に無力感を抱いていた。 ある日、良策は旅先で蘭方医の大竹了玄と出会う。良策は、漢方で治せない疱瘡が蘭方なら治せるかもしれないと了玄に言われ、西洋医学にも目を向けることに。京都の蘭方医・日野鼎哉の教えを請うことにした良策は、鼎哉の塾で学び始めたある日、種痘という方法があると知るが、種痘で使う苗は外国から取り寄せる必要があるうえ、幕府の許可も必要で実現が困難。だが、友人の半井が幕府からの許可状を持って現れ、鼎哉が種痘の苗を手に入れてくれたのだ。良策は苗を受け継ぎ、種痘を成功させ、広めることができるのか。

監 督 小泉堯史

出 演 松坂桃李、芳根京子、役所広司

日本| 2024| 117min| 松竹|

  • ヒューマンドラマ

監督

小泉堯史 [映画監督]

1944年、茨城県水戸市出身。1970年に黒澤明監督に師事し、28年間に渡り助監督を務めた。黒澤監督の遺作脚本『雨あがる』(2000)にて監督デビュー。この作品でヴェネツィア国際映画祭の緑の獅子賞、日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめとする8部門で受賞。その後、『阿弥陀堂だより』(2002)、『博士の愛した数式』(2006)、『明日への遺言』(2008)、『蜩ノ記』(2014)を監督。それぞれの作品で日本アカデミー賞など数々の賞を受賞している。また2018年公開『散り椿』では脚本を務めている。

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