ゲスト

12/2(火)『仇討』『夜の鼓』

片山慎三[映画監督]


12/3(水)『はなれ瞽女おりん』『それから』

横浜聡子[映画監督]


12/4(木)『幕末残酷物語』『御法度』

佐々木敦[批評家]


12/5(金)『尾かしら付き。』

真田幹也[本作監督]


12/5(金)『神の道化師、フランチェスコ〈デジタル・リマスター版〉』

アンドレア・メネゲッリ[チネテカ・ディ・ボローニャ]


12/6(土)『雄呂血<4Kデジタル修復版>』

安田淳一[映画監督]

田村幸士[俳優]

片岡一郎[活弁士]

重森三果[唄・三味線]

滝本ひろ子[和笛・鳴り物]


12/6(土)『UBU』

パウロ・アブレウ[本作監督]


12/6(土)『マゼラン』

山國恭子[フィリピン映画研究]


12/7(日)『引かれ者の小唄』

栗本慎介[本作監督]

島村隆[本作脚本]


12/7(日)『宇宙からのメッセージ』

樋口真嗣[映画監督]


ゲストプロフィール


片山慎三
[映画監督]

大阪生まれ。ポン・ジュノや山下敦弘の助監督を務め、長編第一作『岬の兄妹』(2018)が数々の映画祭で受賞。商業映画デビュー作『さがす』(2022)では日本映画監督協会新人賞を受賞する。近作の『雨の中の慾情』(2024)では台湾との合作も実現。メイン監督となるDisney+『ガンニバル』(2022)はアジア各国でヒットし、シーズン2も話題に。次回の監督作としてヨン・サンホが脚本と製作総指揮を担うNetflix『ガス人間』が公開を控えている。



横浜聡子
[映画監督]

青森県生まれ。自主制作映画『ジャーマン+雨』(2006)が全国劇場公開され日本監督協会新人賞を受賞。商業映画デビュー作『ウルトラミラクルラブストーリー』(2009)も海外の国際映画祭などで高い評価を得る。『いとみち』(2021)では第16回大阪アジアン映画祭にて観客賞とグランプリをダブル受賞。現在公開中の『海辺へ行く道』は、第75回ベルリン映画祭に正式出品され、ジェネレーションKplus部門にて特別表彰を得た。



佐々木敦
[批評家]

批評家。音楽レーベルHEADZ主宰。多目的スペースSCOOL共同オーナー。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。批評家養成ギブスΣ塾長。早稲田大学、立教大学で講師も務める。芸術文化の複数のジャンルで活動。映画批評の著作に『映画よさようなら』『この映画を視ているのは誰か?』『ゴダール原論』など。2025年の新刊として『メイド・イン・ジャパン』『「書くこと」の哲学』。



アンドレア・メネゲッリ
[チネテカ・ディ・ボローニャ]

チネティカ・ディ・ボローニャ フィルム アーカイブ(イタリア)のキュレーター。2001年よりチネティカ・ディ・ボローニャで、映画の保存、記録、復元、新規作品獲得によるコレクション拡大に取り組む。サイレント時代のイタリアのドキュメンタリーやイタリアのエスノグラフィー映画をテーマとしたDVDコレクションを編纂。映画史に関するエッセイや記事も執筆しており、書籍や雑誌、定期刊行物で発表している。ボローニャ復元映画祭の顧問委員でもある。



安田淳一
[映画監督]

京都生まれ。自主製作映画『拳銃と目玉焼』(2014)で映画監督デビュー。第2作『ごはん』(2017)では米づくりの現実と諸問題を描き、38カ月続くロングヒットとなる。2024年に幕末の京都から現代にタイムスリップした会津藩士の姿を描いた『侍タイムスリッパー』が上映館1館から口コミで全国300館以上に拡大する異例の大ヒットを記録し、第48回日本アカデミー賞最優秀作品賞を獲得した。現在も米農家と映画監督を兼業する。



田村幸士
[俳優]

俳優。阪東妻三郎の孫。
舞台「大奥〜第一章〜」、ドラマ『大岡越前』『水戸黄門』『子連れ信兵衛』など出演。また「太秦江戸酒場」での活弁上映など、太秦100周年に向けてのイベントなどのプロデュースも行う。



片岡一郎
[活弁士]

2002年に澤登翠に入門。総演目数は約400作。国内外24ヶ国で公演。『ゆきてかへらぬ』やT『いだてん』、『ブギウギ』に出演。『カツベン!』では出演、実技指導、時代考証を担当。2020年に単著『活動写真弁史』を上梓。映画保存活動にも尽力し『忠臣蔵』、『Our Pet』などを発見。スシローやキユーピーのCMでナレーションを担当。



重森三果
[邦楽演奏家]

新内志賀を襲名し、古典の継承とともに、書き下ろし台本と作曲による楽曲を三味線の弾き語りで発表。本名では多くの映画、テレビ、舞台等において邦楽指導、演奏出演のほか、現代芸術分野の作品への参加や大学での講義など多岐にわたって活動。平成26年度文化庁芸術祭賞音楽部門優秀賞、令和6年度京都市芸術振興賞を受賞。



滝本ひろ子
[篠笛・和太鼓演奏家]

京都市出身。長年にわたり和太鼓とのセッションを重ね、ノリのあるグルーブ感と一筋光る笛・鳴物の音色を追求。そこから発展し、多彩な音楽・芸術とのコラボレーションにも積極的に取り組んでいる。ソロのほか打楽器ユニット「色彩打楽うちなハレ」、邦楽ユニット「やしょめ」、和楽器トリオ「あまね」のメンバーとして活動。



山國恭子
[フィリピン映画研究]

兵庫県生まれ。大阪大学外国語学部フィリピン語専攻卒業、同大学大学院文学研究科文化動態論専攻修了。
出版社での勤務を経て、京都ヒストリカ国際映画祭で海外作品の担当をはじめ、編集・ライター・デザイナー・広報など、フリーランスとして幅広い分野で活動。2025年より大阪大学21世紀懐徳堂特任研究員。
大学院在学中からフィリピンのインディペンデント映画の研究・制作を行う。専門はインディペンデント映画を中心としたフィリピンのポップカルチャー研究。



樋口真嗣
[映画監督]

映画監督、特撮監督、映像作家、装幀家。1965年生まれ。東京都出身。特撮作品から実写映画まで幅広く手掛けており、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(2015)、『シン・ゴジラ』(2016)などのヒット作で広く知られる。最新作Netflix『新幹線大爆破』(2025)が本年大きな話題となった。
監督として、特撮監督として、またアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(1995)に参加するなど、ジャンルや分野を超えて、世界へ日本のコンテンツを送り出している。時代劇制作にも参加し、『さくや妖怪伝』(2000)(特技監督)、『のぼうの城』(2012)(共同監督)など京都での撮影も経験している。