10/31[土]-11/15[日]まで
視聴ページ(MIRAIL)はこちら監 督 | 萩原 遼 |
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出 演 | 大川橋蔵、伏見扇太郎、千原しのぶ、喜多川千鶴、月形龍之介 |
制作国 | 日本 |
制作年 | 1956 |
時 間 | 47min |
言 語 | 日本語 |
配 給 | 東映 |
「伊太利珊瑚、百両ッ」ここは各所から盗まれてきた珍奇な異国の品々が競りにかけられる盗人市。大盗賊・日本左衛門、売り主のお蝶に鋭い視線を向けてゆする。逃げるお蝶を救ったのは女駕籠の主、徳川御三家尾州家の三男坊の徳川万太郎。近習・相楽金吾にお蝶を送らせたが切支丹屋敷で見失う。お蝶は混血児で転びバテレン二宮の娘。二宮は日本で死んだローマ王族ピオの末裔であると明かし、夜光の短刀を探している秘密をお蝶に語る。一方、万太郎は金吾に、禁令によって斬った宣教師の口書を秘めた重宝、出目洞白の鬼女の面を見せる。と、暗い影が走って一瞬の間に鬼面が消えた。盗られた鬼面探索を命じられた金吾は盗人市で鬼面を発見するが、左衛門一味の短銃に撃たれる。お蝶も獄中の伴天連ヨハンから夜光の短刀の所在を示す聖書を入手するが、道中師伊兵衛に奪われる。金吾の身を案じる万太郎、左衛門一味との邪悪の剣陣に相対峙する運命の渦に巻き込まれていく。じりじりと迫る白刃の中で万太郎は獅子奮迅。洞白の鬼面が、月光を浴びて薄気味悪い笑みを浮かべている。
吉川英治の傑作小説の映画化で、尾張家の若君徳川万太郎一派、怪盗日本左衛門一派、混血児お蝶が三つ巴になって凄烈な死斗を展開。