10/31[土]-11/15[日]まで
視聴ページ(MIRAIL)はこちら監 督 | 松村 昌治 |
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出 演 | 伏見扇太郎 丘さとみ 円山栄子 山形勲 薄田研二 |
制作国 | 日本 |
制作年 | 1956 |
時 間 | 54min |
言 語 | 日本語 |
配 給 | 東映 |
戦国時代も終わりの頃、紀伊山脈の大日岳に住む日輪太郎は、父親と二人平和に暮らしていた。汚れを知らぬ太郎は里の商人達に騙されることも多く、そのたびに酒屋久助の娘・お光がかばっていた。そして今日もお使いの帰り道、酒に酔った野武士・熊田陣内に喧嘩を売られて逃げる途中、土地の豪族・長田久右衛門の客人であった亜矢姫の行列に当たってしまい、お光にもらった酒をこぼしてしまった。亜矢姫は太郎に一枚の小判を与え通り過ぎる。山に帰った太郎は、自分も侍になりたいと言い出した。実は太郎は、十七年前に大鷲に浚われてどこからとも無くやってきたのだ。父は太郎に真実を打ち明けると、病身の身が太郎出発の妨げにならないように自ら命を絶ってしまう。一人になった太郎は山を降り、お光の下に身を寄せるが、ある日陣内と再会し、その縁で野武士頭領・蜂須賀小六の部下になる。だが小六は美濃の斉藤道三の命により、長井家最後の血筋である亜矢姫を攫うためにこの里にやってきたのだった。何も知らぬ太郎は長田邸に忍び込み、長田久右衛門を斬ってしまう。亜矢姫を手に入れた小六は、太郎を引き連れ海路で美濃に向かう。ところが道三は、亜矢姫の処分を懐刀の怪人どくろ丸に託していた。恐怖と不安に震える亜矢姫を見て、何とか助ける手段をと考えていた太郎。隙を見て陣内を切り、姫と共に海中に飛び込むのだが…。
紀伊山中に住む快少年の活躍を中心に、戦国末期の騒乱と、薄倖の美姫の苦難、幾多の冒険に彩られて展開される大活劇.少年ファン熱狂の一篇。