作品詳細
HITORICA FOCUS
日本映画復興協会作品
ゲストあり
中村錦之助が超豪華なスターとセットで時代劇復興を叫ぶ。応仁の乱で中断した祇園祭復活にかける京町衆の心意気。
応仁の乱以降、京の町は度重なる戦や一揆で疲弊した。そんな中、町衆は自治を求めて立ち上がり、その団結の象徴として途絶えてきた祇園祭を復興しようとする。テレビに押され映画作品が矮小化していく中、伊藤大輔監督と中村錦之助があげた日本映画復興の掛け声に映画会社の枠を超えて豪華なスター、スタッフが集い精魂込めて制作した本格時代劇。
監 督 山内鉄也
出 演 中村錦之助、田村高広、三船敏郎、岩下志麻、志村喬、渥美清、美空ひばり、高倉健、田中邦衛
1968| 167min| 日本語| 日本映画復興協会作品|
- ヒューマンドラマ
- ファミリー
監督
山内鉄也 [映画監督]
1934年、広島生まれ。少年期からの映画好きが高じ、57年に東映京都撮影所に入社。伊藤大輔監督に師事。映画最盛期の京都撮影所でマキノ雅弘、内田吐夢、加藤泰らの作品に助監督として参加。64年、近衛十四郎主演『忍者狩り』で監督デビュー。忍者集団と浪人達の死闘を生々しいアクションで描いた本作は集団残酷時代劇の傑作とされた。66年には怪獣ブームを受けて『怪竜大決戦』を監督、自来也モノを特撮時代劇として仕上げた。日本映画復興を掲げて製作が始まった本格時代劇『祇園祭』(68)では師・伊藤大輔の降板を受けて監督を引き受け、その代表作とする。この頃からTV作品の演出が中心となり「水戸黄門」「大岡越前」「赤影」等のシリーズを担当した。
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