作品詳細
HITORICA FOCUS
引退間際、白磁のように輝く藤純子が任侠の限界と仁義なき新時代をどう生きる!
上州で名を売った通称「上州女小政」(藤純子)は渡世修業の旅のなか、大阪・博徒南田一家の賭場で宇野の船宿「浜幸」の息子良吉を徹底して負かしてしまう。良吉はイカサマだとケチをつけて小政に刃を向けるが、一家の客人として草蛙をぬぐ梅田の銀三(待田京介)に殺されてしまう。小政はやくざの掟から賭けの借金取立を引受けるとともに、良吉に対する哀れみもあって彼の故郷・宇野へと旅立つのだった。渡世の義理を超える理不尽にどうする純子?
監 督 山下耕作
出 演 藤純子、島田正吾、三益愛子、待田京介、遠藤辰雄、金子信雄、菅原文太
1971| 103min| 日本語| 東映|
- アクション
監督
山下耕作 [映画監督]
1930年鹿児島生まれ。京都大学卒。東映に大卒一期生として入社。京都撮影所に配属される。同期に監督の工藤栄一がいる。労務厚生を経て、助監督として内田吐夢・今井正らにつく。61年 『若殿千両肌』で監督デビュー。63年『関の弥太っぺ』では雨や花を象徴的に使った演出でヤクザと堅気の断絶を描き評判をとる。『博奕打ち総長賭博』で三島由紀夫の激賞を得、プログラムピクチャーへの評価を変えた。『日本侠客伝昇り龍』『博奕打ちいのち札』『女渡世人お頼もうします』『山口組外伝九州侵攻作戦』では義理と情の狭間で身体を張るものの姿を情感豊かに描いたき、。“将軍”と呼ばれ撮影現場の北辰であり続けた。98年没。
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