作品詳細
HITORICA FOCUS
油屋の箱入娘お染と、丁稚久松が、恋と唄と笑いで描く御存じ野崎詣りの物語り、日本一のうぐいすコンビ、ひばり、里見が魅力いっぱいふりまいて贈る明朗娯楽傑作。
野崎詣りのメロディにのって、美しい花で飾られた舟の群れ。その中で一際目立つ振り袖は、油屋お染（美空ひばり）の晴れ姿。丁稚の久松（里見浩太郎）が舟を漕く、夢見るような光景…。だが久松の野暮な声で夢から覚めると、自分がいるのは薄汚い池の中に浮かんだ小さな舟の上。夢と現実のあまりの違いにがっかり！思い余って最高権威と評判の女占い師に占ってもらったら、まもなく世紀の大ロマンが展開し、その相手が家の中にいるという。
監 督 沢島忠
出 演 美空ひばり、里見浩太郎 、田中春男、浪花千栄子、杉狂児
日本｜ 1959｜ 91min｜ 日本語｜ 東映｜
- ラブロマンス
- コメディ
- ファミリー
監督
沢島忠 [映画監督]
1926年滋賀県生まれ。1950年東横（東映の前身）入社。マキノ雅弘・渡辺邦男らに師事し1957年『忍術御前試合』が監督デビュー。ミュージカル・コメディ・サスペンスを時代劇に導入し、人気絶頂で停滞しつつあった時代劇を刷新した。詰め込んだ物語を現代言葉でまくしたてるスピード感は同時代の人気を集め、時代劇スターの世代交代を促した。『一心太助 天下の一大事』『ひばり・チエミの弥次喜多道中記』など中村錦之助・美空ひばりのピークを演出し、日本映画全盛期のゴージャスな面白さを代表するエンタメ監督だった。1963年『人生劇場 飛車角』で任侠映画の端を開いた。1977年『巨人軍物語 進め‼栄光に』以降は活躍の場を舞台演出に移した。2018年、91歳で死去。
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