SCREENING

上映作品

『雪之丞変化』

アクション/Action
初配信

『雪之丞変化』

©1935松竹株式会社
オンライン上映スケジュール

10/31[土]-11/15[日]まで

視聴ページ(MIRAIL)はこちら
作品情報
監 督 衣笠貞之助
出 演林長二郎、高堂国典、千早晶子
制作国日本
制作年1935
時 間97min
言 語日本語
配 給松竹
あらすじ

大阪歌舞伎の人気女形・雪之丞は、両親の仇を必ず討つと堅く心に誓っていた。彼の父は長崎の豪商だったが、奉行だった土部駿河守を筆頭に、松浦屋や広海屋らに謀られ、密貿易の罪を着せられた。陥れられた父は恨みを抱いたまま死に、母は自害し果てた。遺された雪之丞は、武芸に励み腕を磨いて、密かに仇討ちの機会を待った。やがて時は流れ、江戸での芝居の初日、駿河守が雪之丞の評判を聞き娘を連れてやってきた・・・。

みどころ

朝日新聞に連載された人気作家・三上於菟吉の同名小説を原作に前篇、第二篇、解決篇の3回に分けて映画化された。当時、新聞に連載される大衆小説の映画化が盛んに行われていたが、主人公のキャラクターが歌舞伎の女形で、かつ武術にも優れると難しい設定から、多くの映画会社が二の足を踏んでいた。そんな中、林長二郎と衣笠貞之助を擁する松竹のみが手をあげ、映画化権を獲得。衣笠監督は雪之丞の、水もしたたる女形ぶりや、闇太郎のいなせな立ち役ぶり、そして彼に思いを寄せる女達の恋情を丹念に描き込んだ。

監督情報
衣笠貞之助

(1896〜1982)[映画監督・俳優]三重県亀山市生。新派の女形として映画に出演していた衣笠は、1922年、『噫小西巡査』(牧野教育映画)で映画監督に転身。26年、川端康成らと新感覚派映画『狂った一頁』を発表、日本で最初の芸術映画と評される。以降、松竹も下加茂撮影所を拠点に、当時、荒事・剣戟全盛の時代劇界で、新人俳優・林長二郎(後の長谷川一夫)を和事、艶の演技を極めさせ松竹の時代劇進出の騎手となる。その後も、日本古来の美術、建築、風俗の美しさを映画表現に取り入れて独自の様式美を確立した。戦後の円熟期、1953年に大映京都撮影所で『地獄門』を監督する。この作品はカンヌ国際映画祭で審査委員長のジャン・コクトーの称賛を受けグランプリに輝いた。

OTHER FILMS

その他の上映作品
logo
ページの先頭へ