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上映作品

『大江戸五人男』

アクション/Action

『大江戸五人男』

オンライン上映スケジュール

10/31[土]-11/15[日]まで

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作品情報
監 督 伊藤大輔
出 演阪東妻三郎、高峰三枝子、山田五十鈴、市川右太衛門
制作国日本
制作年1951
時 間133min
言 語日本語
配 給松竹
あらすじ

かつて武勇を謳われ徳川側近を護った旗本も、平穏な時世が続くようになると次第に冷遇され、その不満を乱暴狼籍で晴らすようになった。町奴の幡随院長兵衛は、水野十郎左衛門を頭とする白柄組の暴挙を取りなしてきたが、それ故彼らから睨まれていた。ある日、水野は寵愛する腰元おきぬが家宝の皿を割った為カッとなり、その場で斬り捨てたことで・・・。

みどころ

松竹映画30周年を記念し、当時松竹が動員できる映画、歌舞伎、新劇、歌劇界の大物を網羅した大作。単なる善玉悪玉ではなく、故あって水野と長兵衛が対決を余儀なくされるという構成も見所。また、歌舞伎、演劇界の大物を迎えるにあたって、舞台俳優の旨味をストレートに出すため劇中劇を挿入。町奴の侠気と意気、旗本奴の誇りと意地のぶつかり合いから生まれる封建制度下の悲劇を、伊藤監督は緻密かつ重厚に演出。京都で培われた娯楽時代劇の妙味を堪能させてくれる作品であり、蒲田から出発した伊藤大輔監督にとっても映画界入り30周年の記念すべき作品としても位置付けられる。

監督情報
伊藤大輔

(1898〜1981)[映画監督] 愛媛県宇和島市生。小山内薫に師事した伊藤は、1920年、松竹キネマに俳優学校を開校するのに同行、松竹キネマ第一作『新生』のシナリオを担当する。24年、帝国キネマから『酒中日記』で監督デビュー。その後独立するも挫折、日活に移籍する。第二新国劇の大河内伝次郎を迎え入れた伊藤は『長恨』(26)、『忠次旅日記』三部作(27)、『興亡新選組』(30)、『御誂治郎吉格子』(32)等々、感傷、絶望、虚無、反抗という主題をアクションで昇華させる作風で娯楽時代劇の金字塔を建てる。以降、京都を拠点に活躍し、『王将』(48)、『大江戸五人男』(51)、『反逆児』(61)など格調高い娯楽時代劇を送り出した。

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