作品詳細
HISTORICA SPECIAL
大反響を呼んだ「鬼平外伝」の第2弾。今を生きる人に観てもらいたい極上の人間ドラマ
悪名高き盗賊“洲走の熊五郎”に岡っ引の夫・政蔵を殺された妻・お延は、今は小さな茶店を営みながら、女手ひとつで一人息子を育てていた。ある日、急病から助けた旅商人の信太郎と名乗る男に惚れ、所帯を持つ約束を交わす。数日後に必ず戻ると言い残して消えた信太郎。しかし手配書にあった盗賊・熊五郎の人相書きを見て驚愕する…。残酷な運命にも決してくじけない江戸庶民の姿を描き続けた晩年の井上昭作品の中でも、その結末に胸を熱くしない者などいないと思われる名篇。
監 督 井上昭
出 演 寺島しのぶ、小澤征悦、星野真里、山田純大、中本賢、平泉成
日本｜ 2011｜ 70min｜ 原作：池波正太郎 「熊五郎の顔」（角川文庫『にっぽん怪盗伝』所収）｜
- ラブロマンス
- ヒューマンドラマ
監督
井上昭 [映画監督]
1928年、京都府出身。溝口健二や森一生のもとで助監督を務めた後、映画「座頭市二段斬り」（1965）や「眠狂四郎多情剣」（1966）などでメガホンを取る。
時代劇専門チャンネルのオリジナル時代劇は、第１作「鬼平外伝 夜兎の角右衛門」（2011）を含む「鬼平外伝」シリーズ4作品から「遅いしあわせ」（2015）、「冬の日」（2015）、『橋ものがたり』の一篇「小ぬか雨」（2017）、そして遺作となった「殺すな」まで計8作品を手掛けた。時代劇を語る上で欠かせない名匠。
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