作品詳細
HISTORICA SPECIAL
敵軍50,000人に、たった690人で挑んだ“最後のサムライ”
幕末、越後の小藩、長岡藩の家老・河井継之助は、東軍・西軍いずれにも属さない、武装中立を目指す。民の暮らしを守るために、戦争を避けようとしたのだ。だが、和平談判は決裂。継之助は義を貫き、西軍と砲火を交えるという決断を下す。自身も家も藩も、さらに映画丸ごとにサムライになってしまおうという迫力が、この映画を静的な政治劇と画している。役所広司扮する家老には反する者ばかりだが、それらを気魄溢れるアクションで引きずり、観客もふくめ、諸共に戦場に運ぶのだ。
監 督 小泉堯史
出 演 役所広司、松たか子、香川京子、田中泯、永山絢斗、芳根京子、坂東龍汰
日本| 2022| 114min| 英語字幕| 松竹、アスミック・エース|
- ヒューマンドラマ
監督
小泉堯史 [映画監督]
1944年、茨城県水戸市出身。70年に黒澤明監督に師事し、28年間に渡り助監督を務めた。黒澤監督の遺作脚本『雨あがる』(2000)にて監督デビュー。この作品でヴェネツィア国際映画祭の緑の獅子賞、日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめとする8部門で受賞。その後、『阿弥陀堂だより』(2002)、『博士の愛した数式』(2006)、『明日への遺言』(2008)、『蜩ノ記』(2014)を監督。それぞれの作品で日本アカデミー賞など数々の賞を受賞している。また2018年公開『散り椿』では脚本を務めている。
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