作品詳細

ボローニャ復元映画祭連携企画

アポロンの地獄

スケジュール

シアター上映

10/29 16:50–

オンライン上映

2022/11/7-2022/11/13

4K復元版

ボローニャが生んだ鬼才・パゾリーニ監督がオイディプス王の悲劇を自伝的内容で映画化

父を殺して母と交わる、というアポロンの神託を得たオイディプスはそれを恐れ故郷を捨てて旅に出る。そこでライオス王と諍いになるが、彼こそが実の父であった。ギリシア悲劇のオイディプス王物語に自伝的内容を重ねた上に、近代・古代・現代という3つの時を行き来する物語に再構成。独特の鮮烈な映像美で歴史叙事詩に仕上げた。ギリシア土着の文化への敬愛を感じさせる美術、衣装も印象的。1969年キネマ旬報ベスト1作品。パゾリーニ生誕100年を記念し、彼の故郷・ボローニャのチネテカ・ディ・ボローニャが4K復元した。

監 督 ピエル・パオロ・パゾリーニ

出 演 フランコ・チッティ、シルヴァーナ・マンガーノ、アリダ・ヴァリ、ニネット・ダヴォリ、ピエル・パオロ・パゾリーニ

イタリア| 1967| 105min| 英語字幕| 日本語字幕| 海外セールス:COMPASS FILM S.R.L. 復元:チネテカ・ディ・ボローニャ|

  • ラブロマンス
  • ヒューマンドラマ

監督

ピエル・パオロ・パゾリーニ [映画監督]

イタリア・ボローニャ生まれ。ボローニャ大学で文学と美術史を専攻。1961年、『アッカトーネ』で監督デビュー。『奇跡の丘』(1964)でヴェネツィア国際映画祭審査員特別賞受賞。オイディプス王の物語を自伝と融合させた『アポロンの地獄』(1967)、マリア・カラスを主演に据えた『王女メディア』(1969)の後、<生の三部作>と称される『デカメロン』(1971)、『カンタベリー物語』(1972)、『アラビアンナイト』(1974)と、欧州からアジア、アラブ、アフリカの文化を、そして古代神話からファンタジー、ドキュメンタリーまでも、時間や空間を変幻自在に飛び越え現代の生と多重露光させて生の讃歌を歌い上げる独自の表現を築いていった。

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