美空ひばり、林与一の初共演作。美空ひばりが琴姫、お島の二役を演じる。野州烏山藩・琴姫をめぐるお家騒動を背景に父と妹の仇を討とうと苦闘するひのき屋千太郎とそれを手助けしようとする旅役者・お島が繰り拡げる大ロマン。烏山藩家老の末子・彦四郎は、料亭「ひのき屋」の娘・おすがに横恋慕して、おすがの父・米太郎を殺害した。おすがの兄・千太郎は激怒して彦四郎を惨殺してしまう。千太郎は出奔して旅芸人の市川十蔵一座にかくまわれた。おすがは兄と別れて烏山三万石藩主の息女琴姫にひきとられた。父に代って藩政を執る琴姫に、佐伯左衛門は、三斗蒔山に本拠をかまえ御禁制の密貿易、浮世絵皿をつくっては、琴姫を陥し入れようと企てていた…。

日本｜ 1965｜ 88min｜ 日本語｜ 東映｜

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