作品詳細
HITORICA FOCUS
御存知旗本退屈男早乙女主水之介が謎を秘めた怪人屋敷をめぐって、諸羽流の腕の冴えを見せる迄の、絢爛たる恋鉄火の恋、そして剣ありの初春に放つ東映時代劇決定版。年の瀬も迫ったお酉様はことしも大賑わい。その人並みの中で早乙女主水之介が見回り中、お紋という娘が助けを求めてきた。兄の大工治右衛門の賭博の借りに身体を賭けられてしまったというのだ。治右衛門からお紋を助けた主水之介に、お紋はどうやら惚れてしまった模様。一方、湯女の小芳という女も主水之介に執心なのだが、主水之介はそんな女心に気づかずじまい。しかもそんな小芳に治右衛門が横恋慕しているようで、どうやら一筋縄ではいかない駆け引きが始まろうとしていた。そんな中から押し出されしょんぼりしているお紋に、とある出来事で主水之介と対立していた老中・柳沢吉保が声をかけ、あれよあれよという真に将軍徳川綱吉の側室お紋の方に出世してしまった。だが、柳沢の傀儡となったお紋の方と、彼女に溺れる綱吉による悪政が江戸の人々を苦しめ、退屈男は「生類憐みの令」によって役人に追われた江戸の人たちを匿い、悪政と戦う気概を示しはじめた。柳沢も刺客を出して主水之介を狙い、一触即発の状態に。そして、市川団十郎の協力により謎の怪人屋敷に潜入した主水之介は、そこで柳沢一族の陰謀を知り捕らわれた小芳とその兄を救出。だが柳沢一派はお紋の方を主水之介にあてがい、それを知った綱吉が激しい嫉妬に怒り狂っていた。もはや切腹もやむなしとなった主水之介だったが、将軍との対決の場に堂々と臨むのであった…。
監 督 渡辺邦男
出 演 市川右太衛門、岸井明
日本| 1954| 86min| 日本語| 東映|
- アクション
- ファミリー
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