新撰組×御陵衛士 暗殺秘録 七条油小路の変とは!?
“百年経ったら いい世の中に なってるどいいなぁ……”
11月8日(日)13:30-
チケット情報はこちら監 督 | 福岡芳穂 |
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出 演 | 上川周作、塩顕治、村井崇記、和田光沙、辻凪子、土居志央梨、大西信満、山本浩司、渋川清彦、高岡蒼佑 |
制作国 | 日本 |
制作年 | 2020 |
時 間 | 113min |
言 語 | 日本語 |
字 幕 | 英語 |
配 給 | マジックアワー |
幕末、京都。鎖国で長く孤立状態にあった日本を変えるため、若者たちは様々な主義主張をぶつけ合い血を流し争っていた。本作の主人公は会津藩を脱藩した無名浪士山川桜七郎(上川周作)。近藤勇(山本浩司)率いる新選組と、伊東甲子太郎(高岡蒼佑)率いる斎藤一(塩顕治)や藤堂平助(村井崇記)など御陵衛士が、七条油小路で抗争を繰り広げた事件“油小路の変”を背景に、それに巻き込まれる山川、花魁花香太夫(土居志央梨)、夜鷹お鈴(辻凪子)、阿片を売る胡弓の師匠(和田光沙)など、様々な庶民たちのその時代を懸命に生きた姿を描く。性差別や格差社会、薬物依存、暗殺などの人々を縛る負の事象は、現在の世界と地続きで繋がっており、この映画のタイトルがCHAINたる所以でもある。
新撰組終焉の象徴とも言われる“油小路の変”とは何だったのか。伊東甲子太郎は新選組の要職にありながら、同志10数名と共に組を離脱し御陵衛士を名乗る。新選組局長近藤勇は彼らの粛正を図り、まず伊東を暗殺して七条油小路に放置、御陵衛士たちを待ち伏せする。伊東の遺体を奪還に訪れた衛士たちと、新選組および会津脱藩浪士山川桜七郎が激しく斬り合うクライマックスシーンは、この映画の白眉である。
1956年、福岡県北九州市出身。早稲田大学在学中に若松プロダクションに参加。若松孝二、高橋伴明に師事。1981年『ピニール本の女 密写全裸』でズームアップ映画祭新人賞を受賞。1982年 磯村一路、周防正行らと製作集団「ユニット5」を結成。以降の主な作品に、『事件屋稼業 Trouble is my business 』(1992)、『斬り込み』(1995)、『 Danger de mort(ダンジェ)』(1999)、『愛してよ』(2005)等がある。2010年に京都造形芸術大学映画学科に着任、2015年北白川派プロジェクト製作 岸部一徳主演『正しく生きる』公開。現在、京都芸術大学映画学科教授。