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小田部羊一〔アニメーター、作画監督〕

1936年生まれ。1959年東映動画入社。『太陽の王子ホルスの大冒険』『長靴をはいた猫』などで活躍。退社後『アルプスの少女ハイジ』『じゃりン子チエ 劇場版』に携わる。1985年任天堂に入社。「スーパーマリオブラザーズ」「ポケットモンスター」などゲームのキャラクターデザインを手がけた。

勝間田具治〔アニメーション監督〕

大学卒業後、東映京都撮影所に入所、マキノ雅弘はじめ田坂具隆、工藤栄一の助監督を務める。1964年に東映動画に移籍。『狼少年ケン』『サイボーグ009』『デビルマン』『マジンガーZ』と、東映動画のアクション&ヒーロー路線を支えた。劇場用アニメも『アンデルセン童話 にんぎょ姫』(1975)『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(1978)『わが青春のアルカディア』(1982)等多数監督する。

清水慎治〔プロデューサー〕

東映アニメーション常務取締役。1977年東映動画(東映アニメーション)入社。合作『トランスフォーマー』『GIジョー』TV『北斗の拳』『ひみつのアッコちゃん』等の編集を担当後、『蒼き伝説シュート!』でプロデューサーに。『ゲゲゲの鬼太郎』『金田一少年の事件簿』『銀河鉄道999』他映画、TV、イベント映像多数プロデュース。1999年10月TV[ONE PEACE]を立ち上げ、本年でアニメ20周年。本年夏公開『ONE PIECE STAMPEDE』は映画14作目。

堀川憲司〔アニメプロデューサー〕

㈱ピーエーワークス代表取締役・プロデューサー ㈱タツノコプロダクション、㈱プロダクション・アイジー、㈱ビィートレインを経て、2000年「越中動画本舗」創業、2002年㈱ピーエーワークスに社名変更。以降オリジナル作品では、『true tears』『花咲くいろは』『TARI TARI』『凪のあすから』『有頂天家族』『SHIROBAKO』等を制作している。

なみきたかし〔プロデューサー、アニメーション史家〕

1952年埼玉・浦和市生まれ。1973年にオープロダクションに入社し、『アルプスの少女ハイジ』等のアニメーターとして働く。その一方でアニドウ代表として上映・出版活動を進め「世界アニメーション映画史」(1986)などで定評を得る。各国の国際アニメーション・フェスティバルで審査員を務め、2004年には東京都現代美術館企画展「日本漫画映画の全貌」のキュレーターを務めた。

桝井省志〔『カツベン!』企画〕

1956年生まれ。愛媛県出身。周防正行と『ファンシイダンス』(89)、『シコふんじゃった。』(92)を作り上げ、1993年より周防らとともにアルタミラピクチャーズを設立。プロデューサーとして『Shall we ダンス?』(96)や『ウォーターボーイズ』(01)などスマッシュヒット作品を生み出す。近年の代表作品は、『舞妓はレディ』(14)、『サバイバルファミリー』(17)、『ダンスウィズミー』(19)など。

片岡一郎〔活動弁士〕

2002年に澤登翠に入門。これまで18か国で公演。手掛けた無声映画は約350作品。行定勲監督作品『春の雪』、奥田民生のパンフレットDVD、『いだてん』にも出演。『カツベン!』には出演、実技指導、時代考証で参加。

天宮遥〔ピアニスト〕

音楽家・神戸生まれ。4才からピアノを始め楽しくも厳しい音楽教育を受けて現在に至る。映画音楽を演奏するピアノコンサートを展開するもサイレント映画と出会い、自らの音で映画を奏でるサイレント映画ピアニストの世界へ。希少な映画伴奏ピアニストとして多くの映画祭に出演。関西を拠点に定期上映を精力的に行っている。神戸大学発達科学部音楽学科、兵庫教育大学大学院芸術系コース卒業。

西尾孔志〔映画監督〕

1974年大阪生まれ。大阪市の若手育成映画祭「CO2」にて第1回グランプリを受賞。同映画祭の運営ディレクターや、京都造形芸術大学で講師を務める等、後進のサポートにも力を注ぐ。2013年、初の商業映画『ソウル・フラワー・トレイン』にて「おおさかシネマフェスティバル」新人監督賞。監督作『キッチンドライブ』『函館珈琲』の他に、ABCドラマ『#セルおつ』の脚本も手がける。プロデュース作品として吐山ゆん監督『ゆかちゃんの愛した時代』、宮崎大祐監督『VIDEOPHOBIA』(来年公開)がある。

辻凪子〔女優、映画監督〕

1995年9月1日生まれ。大阪府出身。京都造形大学映画学科卒業。在学中から間寛平座長劇団間座の座員になるなど、大阪を拠点に舞台、映画に多数出演。2019年には東京に進出し、近年の出演作にNHK連続テレビ小説『わろてんか』『なつぞら』など。また監督としても活動し多方面に渡り活躍中。

アドルフォ・アリックスJr.〔監督〕

1978年生まれ。映画とテレビの脚本家としてキャリアをスタート。初長編監督作品『DONSOL』(2006)がフィリピン代表としてアカデミー外国語映画賞に出品される。以来、同国を代表する若手監督として、カンヌ、トロント、ロッテルダムなど多数の映画祭で上映。米エンタメ雑誌ハリウッド・リポーターにて“Next Generation Asia 2010”に選出される。

UE神〔映画評論家・オーガナイザー〕

関西在住。演奏者として数々のロックバンドに在籍しながら、様々な音楽イベントのオーガナイズを経験。ファッション誌『カジカジ』にて映画コラムを連載した後、映画ライターとして映画雑誌『映画秘宝』や関連ムック本、映画ソフト解説書などに記事を寄稿。映画トークイベント『V-ZONE』を毎月開催しながら『V-ZONE洋画劇場』などの映画上映イベントも展開中。

ミルクマン斉藤〔映画評論家〕

1963年生まれ、京都府出身。映画評論家。執筆活動の他、全国各地でトーク・ショーもこなす。50~60年代を中心に活躍した日本モダニズム監督(市川崑、中平康、増村保造、沢島忠、鈴木清順ら)の再評価を牽引。現在、月一回のペースで映画トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」(京都・三三屋に於いて)を開催。

エミリー・ハリス〔監督〕

ファインアートと映画の分野で学び、映画、演劇、美術館の展示など幅広い分野で活躍している。これまで共同監督した長編映画『Love Is Thicker Than WATER』、『Borges and I』など各国映画祭で受賞。ベルリナーレ・タレントの卒業生であり、V&A博物館(ロンドン)にて演劇・パフォーマンス部門のキュレーターも務めている。本作は脚本・単独監督としてのデビュー作。

レイ・フィゲロア〔脚本家、映画監督〕

プエルトリコ出身。映画『La Bodega』(グアテマラ)、映画『Toque de Queda』(グアテマラ)、ドキュメンタリー『Filiberto』(プエルトルコ)、Netflixドラマ『Nicky Jam: El Ganador』、今後公開予定の映画『Once Upon a time in the Caribbean』など、南米で映画やドラマシリーズの脚本家、監督として活躍。キューバの国際映画テレビ学校(EICTV)卒業、また2005年から2013年まで中米の映画が集まるイカロ国際映画祭(グアテマラ)にてプログラムディレクターを務める。ベルリナーレ・タレント・キャンパス、Cinergia Lab、京都フィルムメーカーズラボ、NYフィルムアカデミーに参加。

マルゲリータ・フェッリ〔監督〕

監督、脚本家。UCLA、イタリア国立映画実験センター(ローマ)にて学ぶ。手がけたドキュメンタリーや短編映画は、多くの国際映画祭で上映。これまでの10年間で、ドキュメンタリーTV番組に撮影スタッフとして入り、後に監督として製作に携わるようになる。2016年、中東の放送局MBCで、アラブ社会に変化をもたらす女性たちについてのドキュメンタリーシリーズの脚本を手がけた。『薄氷の上のゼン』でヴェネツィア・ビエンナーレ-ビエンナーレ カレッジ シネマに参加し、2018年に開催された第75回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映を行う。本作は、後に世界中の映画祭で上映された。2019年には、スリラー・ホラー長編映画『The Nest』の脚本に携わる。コロラド・フィルム製作、Visionとユニバーサル・ピクチャーズ配給。2019年、第72回ロカルノ国際映画祭にてプレミア上映が行われた。

トム・メス〔日本映画研究者〕

1974年、オランダ ロッテルダム生まれ。「Father, Son, Sword: The Lone Wolf andCub Saga」著 者。ライデン大 学で日本映画史を教え、これまでに三池崇史、塚本晋也 、梶芽衣子について執筆。日本映画についてのサイト「Midnighteye.com」の共同設立者。

エレオノーラ・コンティ〔女優〕

1997年、ボローニャ生まれ。常に芸術と映画の世界に関わる。ボローニャ芸術高校で修業 の後、マルゲリータ・フェッリ監督の『薄氷の上のゼン』のマイア/ゼン役のオーディシ ョンに合格。その演技により、2019年バーリ国際映画祭で最優秀新人女優賞を獲得。
同作のクランクアップ後、学業の第二段階として、ボローニャの映画学校に通い始め 、2019年末に卒業予定。年末に自身が脚本・監督を務めたショートフィルムを発表し、 女優業とともに監督業にも力を入れていく。

イヴァン・ジェルゴレット〔監督〕

1977年生まれ。2000年代初め、短編映画とドキュメンタリーでキャリアをスタート。90歳のアルゼンチンダンサーを追った初長編作品『Dancing with Maria』は、ヴェネチア国際映画祭2014の国際批評家週間に出品。本コンペに選出された初めてのドキュメンタリー作品となる。また、ヨーロピアンフィルムアワード2015では最優秀ドキュメンタリー賞にノミネート。

セドリック・イド〔監督、俳優〕

脚本家、監督。また俳優としてエリック・ヴァレット監督『キラー・セッション』(17)、スパイク・リー監督『セントアンナの奇跡』(08)などに出演。監督作品は、短編『HASAKI TA SUDA』(11)、ドキュメンタリー『UN STAINS DE MUSIQUE』(10)など。最新短編映画『TWAAGA』は多数映画祭で受賞。2012年京都フィルムメーカーズラボに参加。

アミール・ナデリ〔映画監督〕

アメリカ在住、イランの巨匠監督。代表作は『駆ける少年』(1986)、日本では西島秀俊主演の『CUT』(2011)。2017年にはイタリア時代劇の『山〈モンテ〉』がヴェネチア国際映画祭で「監督・ばんざい!賞」を受賞した。

國實瑞惠〔プロデューサー〕

1976年鈍牛倶楽部を俳優緒形拳と一緒に設立、俳優監督のマネージメントを行う。多くの今村昌平監督、園子温監督の作品に参加。主なプロデュース作品として『転々』や『希望の国』がある。

ニアリ・エリック〔プロデューサー〕

米シネリック社の代表取締役。溝口健二監督や小津安二郎監督作品の4Kデジタル修復プロジェクトを手がける。アミール・ナデリ監督の『CUT』や『Ryuichi Sakamoto : Coda』など新作もプロデュース。

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