アニメが描く時代劇。時代劇の動きがアニメに描かれた 世界を驚かせた日本のアニメーターの想像力の輝きを
監 督 | 藪下泰司 |
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出 演 | 宮崎照男、桜町弘子、中村賀津雄 |
制作国 | 日本 |
制作年 | 1959 |
時 間 | 83min |
言 語 | 日本語 |
配給 | 東映 |
ヴェネチア国際映画祭児童映画部門(1960年度) 聖マルコ獅子賞(グランプリ)受賞作品。物語をアニメーションで語ろうという意志が見える。動物たちと森に住む佐助が忍術修行を経て成長し、夜叉姫を打ち倒すまでがイキイキとした筆致で描かれる。巨大な山椒魚・スライム状物体・ガイコツに描き分けられた夜叉姫と、コミカルなキャラに若きアニメーターたちのイマジネーションの火花がある。殺陣、舞踊振付に時代劇のスタッフを配し、動きに時代劇を導入しているのも魅力だ。
1903年生まれ。東京美術学校卒業後、記録映画の世界に進む。終戦後、日本動画に入り山本善次郎らと短編アニメーションを作り始める。会社ごと 東映動画に吸収され、1958年に日本初のカラー長編アニメーション映画『白蛇伝』を監督する。以降、『少年猿飛佐助』、『西遊記』、『安寿と厨子王』、『アラビアンナイト・シンドバッドの冒険』を監督、東映動画の礎を築く。
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