ヒストリカ お座敷

京都ヒストリカ国際映画祭の15周年を記念して、「70畳×3部屋」と大きな和室を持つ京都文化博物館の6Fを使い、多方面のクリエーターが集結するカンファレンスイベント「ヒストリカお座敷」を開催します。
映画というジャンルをハブに、ゲーム、アニメ、メタバース、NFT、生成AIのクリエイターが、クリエイティブ、ビジネス、テックなど様々なテーマでトークします。 東京だけでなく、関西で活躍するゲストも多く来場予定。話す側も観客も同じ目線で、学び、語り合うことで、次の創作に繋がるヒントを見つけられる場所を創出します。

入場方法

●トークエリア・展示エリアともに、
入場無料・事前申込不要
誰でもお気軽にご参加いただけます。

※当日、満席になった場合、入場を制限させていただく場合がございます

タイムテーブル

会場マップ

展示エリア


『つるばみ色のなぎ子たち』
片渕須直監督

片渕須直監督の制作中の新作『つるばみ色のなぎ子たち』の設定資料を展示
※本展示は撮影厳禁となります。


「Roadstead」、「JECTOR」
株式会社ねこじゃらし

今回、2つのセッションで登場する世界初のDVT(デジタルビデオトレーディング)プラットフォーム「Roadstead」やクリエイティブのためのクラウドストレージ「JECTOR」のデモンストレーションを実施します。


「もっと!ねこあつめ」
株式会社ヒットポイント

セッションにも登場するVR「もっと!ねこあつめ」をMeta Quest 3で試遊していただけます。


『東京サイコデミック』
グラビティゲームアライズ

『東京魔人學園伝奇シリーズ』『九龍妖魔學園紀』の今井秋芳氏がディレクターだけでなく、脚本、演出も手掛ける新作ミステリーゲーム。プレイヤーは東京で起きる不可解な事件の謎を物証に基づいて調査していきます。 映画祭では、体験版を試遊して頂けます。 対応機種:PlayStation®5 / PlayStation®4 / Nintendo Switch / Steam®

ゲームの試遊や展示などその他コンテンツも出展予定

トークエリア

1月27日(土)

お座敷①

12:00-13:00

アニメとインディーゲームの可能性

近年のインディゲーム業界の隆盛について、京都のインディーゲームスタジオroom6様にお話頂きつつ、アニメーションスタジオのスクーターフィルムズ様が考えるアニメとインディゲームの可能性についてお話いただきます!

登壇者

木村 征史
[株式会社room6 代表取締役]

京都の出町柳で、インディーゲームの開発・パブリッシングを行っている株式会社room6の代表をやっています。

原田 拓朗
[株式会社スクーターフィルムズ 代表取締役]

2006年、株式会社ディー・エル・イーに入社。プロデューサーとして同社のキャラクターアニメーション作品に多数参加。2017年からはコヨーテ株式会社の取締役COOとして、オリジナルアニメ企画の開発とプロデュースに従事(2021年6月退任)。同年9月、ツインエンジンとの共同出資で株式会社スクーターフィルムズを設立。
 

15:00-16:30

地域での映画制作の可能性

日本の映画、映像のマーケットの中心は、東京にありながらも、多くの作品が地方で撮影され、生み出されている。また拠点を関西や京都に置き、ワールドワイドなネットワークやプラットフォームを駆使して、映画制作に奮闘し、発表を続けているフィルムメーカーも多い。
今回は、四者四様に、それぞれのフィールド(地域)での映画制作の取り組みについて、語ってもらい、これからの映画制作のヒントを共有し合う。関西や京都で映画制作をするフィルムメーカーには、ネットワーキングする場としても活用してもらいたい。

登壇者

伊藤 主税[映画プロデューサー]

1978年豊橋市生まれ。2013年映画製作会社「and pictures」を設立。映画製作をきっかけとした地域活性に取組む。主なプロデュース作品に『ホテルコパン』『古都』『栞』『青の帰り道』『デイアンドナイト』『Daughters』『ゾッキ』『裏ゾッキ』『DIVOC-12』『MIRRORLIAR FILMS』『∞ゾッキ シリーズ』『その声のあなたへ』。現在公開中の松本優作監督、東出昌大・三浦貴大W主演『Winny』、石橋義正監督、竹野内豊・山田孝之W主演『唄う六人の女』。

瀧川 元気[映画監督、プロデューサー]

1986年生まれ。立命館大学映像学部第一期 在学中に、山田洋次監督の映画『京都太秦物語』にも参加。卒業後、助監督を経て、京都で創業30年のStudio-884.Proの代表に就任。
BS NHK『謎解きLIVE』シリーズ、SSFF短編映画「未来のカケラ」、地方創生ムービープロジェクト映画「恋のしずく」「いのちスケッチ」など地域でのロケ撮影にこだわり持続的な地域発展に貢献している。映画『鬼ガール!!』では3日で作る映画塾から全国公開、海外販売にも取り組んでいる

西 正子[(株) DARUMA 代表、プロデューサー]

信州大学・セントマーチンズ卒
実写&CGのハイブリッドキャリアを活かし、アートから映画・広告・XRと幅広く海外との共同製作や多国籍チームでの制作を手がける。
英国留学後、都内で実写広告・映画等のキャリアを都内で積んだ後、京都に移住し、CGをメインに東京や海外の仕事をしながら京都に暮らすスタイルに移行、2019年独立。
近年の映画製作: 『彼と彼女と富士山と』(日印)、『5 nanomoles』(日伊) 『Nuclear Disapola(仮)』(日米韓-2025)、『異星人たち(仮)-2025 』(日加)

馬杉 雅喜[映画監督]

1983年生まれの京都出身。中学2年生で映画監督を目指すことを決意。東映京都撮影所に所属した後、28歳で独立。株式会社シネマギックス代表として、2017年に初の映画監督作品『笠置ROCK!』がイオンシネマ系で公開。
映画以外の映像制作にも力を注ぎ、2020年に公開したYouTube動画『おやじキャンプ飯』は1ヶ月で100万再生を達成、2024年1月現在は17万人以上のチャンネル登録者を抱える人気番組となった。また第15回京都映画企画市にて『サバイバル忍者』で優秀映画企画を受賞し、東映京都撮影所にてパイロットフィルムの制作に取り組んでいる。
 

17:00-18:00

映像のクリエイティブを支える新たなプラットフォーム
〜Matchhat/Roadstead〜

今や映像制作やコンテンツ視聴に欠かせないオンライン上のプラットフォーム。今回は、これまで以上にクリエイターがイニシアチブを持って進められることを特徴とする二つプラットフォーム「Matchhat」と「Roadstead」が参加。
クリエイター主導のプロジェクト実現をサポートするグローバルプラットフォーム「Matchhat」と、クリエイター主導で個数、価格、販売方法が全て決められる世界初のDVT(デジタルビデオトレーディング)プラットフォーム「Roadstead」が見据える未来のクリエイティブとはー。
プラットフォームの解説に加えて、観客を交えた質疑応答・ディスカッションを実施します。これからの映像業界をサバイブするクリエイター必見のセッションです。

登壇者

梅若 ソラヤ[Matchhat 代表取締役]

マルチメディアアーティスト(映像作家、劇作家)。3歳で国立能楽堂にて能舞台デビュー。プリンストン大学にて政治学を専攻。映画監督を手掛けた忍者の短編アクション「Ninja Assassins」がYouTubeでヒット。Google在籍時には、YouTuber向けの動画制作プログラムをプロデュース。東映太秦映画村にYouTuberを集めて映像作品を制作するプログラムを企画、ほかプロデュース作多数。

川村 岬[株式会社ねこじゃらし 代表取締役]

2006年に株式会社ねこじゃらしを設立。クラウドストレージ「Jector」やDVTプラットフォーム「Roadstead」を開発・運営。自身も開発を行うエンジニア。2020年より映画製作事業を開始し、映画を全く見ない映画プロデューサーとしても暗躍中。プロデュース作品に「スパイの妻(黒沢清監督)」「ドライブ・マイ・カー(濱口竜介監督)」など
 

お座敷②

12:00-13:30

職人技術×ボードゲームが切り拓く未来

職人技術が光る工芸品は今日、小物やアートに形を変え、人々の日常に溶け込んでいる。ボードゲームもまた、娯楽やコミュニケーションツールとして、コロナ禍以降さらに身近なものとなった。この2つを掛け合わせることは、職人技術や工芸品にこれまでと異なる文脈を持たせるとともに、ボードゲームもこれまでと異なる層に届けられる可能性を秘めている。
本セッションでは、日本のものづくりを支える職人技術を題材に、ボードゲームの特性や過去の事例を踏まえ、講談社だからこそ出来ることを交えながら、職人技術×ボードゲームの可能性を探っていく。

登壇者

平田 京市郎[株式会社講談社 クリエイターズラボ 所属]

2022年に入社後、現部署に配属。ゲームとXRのプロジェクトを担当し、編集者としてクリエイターと向き合う。ボードゲーム、デジタルゲームの両方を担当している。

渡邊 真二[株式会社Qエース、ボードゲームカフェ エース(Bエース)店長(仮)]

東京で10年以上テレビ業界にて広報、制作、企画、プロデュースなどに携わる。2019年から京都に移住し、京都のクリエイティブ企業やクリエイターの支援を行う事業メンバーに所属。現在、株式会社Qエースにてボードゲームカフェ開業の準備中。ほか、京都の伝統産業とボードゲームのコラボプロジェクトや、イベント企画を担当。
 

14:00-15:00

京洛奇譚――ゲームのシナリオと映画のシナリオの違いから考察するゲームシナリオ論

どのようなシナリオがゲームユーザーを引き込むのか?双方向のメディアであるゲームにおけるシナリオの書き方や構築の仕方は映画やアニメとは異なります。特にシナリオの比重が大きいADVゲームは、作る事が簡単そうに見えますが、実は難しいものです。「シンプルな物こそ難しく、作り手の技量が試される」というのは、ゲームに限らず、料理や武道の世界にも通じます。シナリオを考える上で気を付けるべき事は何か? ゲームのシナリオはどう書かれているのか? そして、どのようにゲームにしていくのか? を自らの監督作品を元に紐解いていきます。

登壇者

今井 秋芳[ゲームクリエイター/監督・脚本]

ゲームクリエイターとして、数多くの作品で監督、脚本、演出を手掛け、『ジュヴナイル伝奇』と呼ばれる青春文学と伝奇を融合させたジャンルをゲーム業界で最初に作り上げた。代表作は『東京魔人學園剣風帖』『九龍妖魔學園紀』。シナリオの作風はリアリティと登場人物の感情表現に比重が置かれ、戯曲風でもあると評される。
実写をゲームに取り入れる手法を好み、『東京魔人學園外法帖』では京都の東映太秦映画村を借りて昼夜に及ぶ撮影を行い、その撮影素材をゲーム中の実写背景として使用している。
 

15:30-16:30

「ねこあつめ」の開発経緯と反響、そして今後の展開について

「ねこあつめ」のリリースからいただいた反響をご紹介しつつ、2023年12月にリリースしたMetaQuest向けアプリ「もっと! ねこあつめ」を開発するに至った経緯をお話させていただきます。
なお、会場では実際にMeta Quest 3で試遊していただけるよう予定しております。

登壇者

新谷 亮[プロジェクトマネージャー]

ヒットポイントは京都と名古屋を拠点にするゲーム会社です。
「ねこあつめ」「旅かえる」をはじめとしたカジュアルなゲームからRPGなど様々なスマートフォン向けゲームアプリを開発しています。

中村 楓華[ゲームプランナー]

ヒットポイントは京都と名古屋を拠点にするゲーム会社です。
「ねこあつめ」「旅かえる」をはじめとしたカジュアルなゲームからRPGなど様々なスマートフォン向けゲームアプリを開発しています。
 

17:00-18:00

京都フィルムメーカーズラボ オープンセッション
カムバックサーモンプロジェクト

京都ヒストリカ国際映画祭の人材育成部門である、京都フィルムメーカーズラボ(KFL)の過去の参加者に来てもらい、最初に商業作品を監督するまでの経緯、予算の獲得方法、次の仕事につなげていく方法、困難な状況を打開する工夫や知恵、映画作りにおいて大切にしていること、映画を作るための人的ネットワークの広げ方などを具体的にお話していただきます。
今年は、第1回目(2008年開催)のラボに参加いただいた松本准平監督にお話をうかがいます。

登壇者

松本 准平[映画監督]

1984年長崎県生まれ。2012年、劇場デビュー作となる『まだ、人間』を発表。2014年、商業映画デビュー作として、芥川賞作家・中村文則の原作を映像化した『最後の命』(主演:柳楽優弥)を発表。NYチェルシー映画祭でグランプリ・ノミネーションと最優秀脚本賞をW受賞。2017年、身体障害とパーソナリティ障害の男女の恋愛を、実話を基に描いた『パーフェクト・レボリューション』(主演:リリー・フランキー・清野菜名)が公開。2022年『桜色の風が咲く』(主演:小雪)が公開され、本作は国内で多くの話題を呼び、フランス・香港・台湾でも公開。2023年、歌舞伎町に生きるゲイと女子大生とホストの三角関係を描いた『車軸』が公開。第47回サンパウロ国際映画祭ほか数々の映画祭に招待される。
 

1月28日(日)

お座敷1

13:05-14:05

プロデューサーが挑んだバーチャルプロダクション
~NHK大河ドラマ「どうする家康」での挑戦~

日本の実写ドラマ制作で、初めて本格的にバーチャルプロダクションを導入したNHK大河ドラマ「どうする家康」。 未知の領域に挑んだ大プロジェクトを、制作統括という立場としてチーム運営およびマネージメント全般を担当したプロデューサーの視点で、今回の取組みを語っていただきます。
10年余にわたりロケーションやステージでの撮影に親しんできた村山氏が、映像制作DXにどのように取り組み、そのトライアルを全編通して成し遂げられたのか。 この貴重な経験を、すべての映像制作者、映像制作を志す皆様に向けてお話しいただきます。

登壇者

村山 峻平[NHKメディア総局 第3制作センター(ドラマ) 「どうする家康」 制作統括]

2006年、日本放送協会(NHK)入局。
2011年より、制作局ドラマ番組部に所属し、大河ドラマ・連続テレビ小説を中心に番組制作に関わる。「なつぞら」、「おちょやん」のプロデューサーを経て、大阪制作の夜ドラ「あなたのブツが、ここに」の制作統括。
同時並行で、ドラマDX・戦国大河VP開発担当として始動し、2023年大河ドラマ「どうする家康」の制作統括として、チーム運営およびマネジメント全般を統括。
 

14:15-15:15

<HISTORICA X セッション①>
心揺さぶる作品をAIは作れるのか?-映像制作のDXと創造のゆくえ

映画やテレビなどの映像作品は、脚本、映像、音楽、ロケーションなど、いくつもの構成要素を組み合わせ、こだわり抜いて制作される総合芸術ともいえます。
そんな映像制作の現場で、AIはどのように活用され始めているのでしょうか?そしてAIとヒトの距離感はどう変化し、今後の作品作りに、どんな可能性をもたらすのでしょうか?
対話型AIの研究者である大澤正彦氏から、ヒトとAIの関係性を学び、クリエイション現場の未来についてお話しいただきます。

登壇者

大澤 正彦[日本大学 文理学部 情報科学科准教授/次世代社会研究センター(RINGS)センター長]

1993年生まれ。日本大学 文理学部 情報科学科准教授 / 次世代社会研究センター(RINGS)センター長。博士(工学)。全脳アーキテクチャ若手の会 設立者/フェロー. 孫正義育英財団 1期生。Forbes Japan 30 Under 30 2022受賞。 著書に『ドラえもんを本気でつくる(PHP新書』。夢はドラえもんをつくること。

織田 笑里[テレビ朝日 コンテンツ編成局メタバース部]

1999年テレビ朝日入社。ドラマ、音楽番組の宣伝、国際ビジネス事業を担当後、動画配信事業、オウンドメディア運営を始めとするデジタル関連のビジネスに携わる。現在は新規事業を担当し、アート、教育、XR領域での事業推進おこなう。

伊藤 主税[映画プロデューサー]

1978年豊橋市生まれ。2013年映画製作会社「and pictures」を設立。映画製作をきっかけとした地域活性に取組む。主なプロデュース作品に『ホテルコパン』『古都』『栞』『青の帰り道』『デイアンドナイト』『Daughters』『ゾッキ』『裏ゾッキ』『DIVOC-12』『MIRRORLIAR FILMS』『∞ゾッキ シリーズ』『その声のあなたへ』。現在公開中の松本優作監督、東出昌大・三浦貴大W主演『Winny』、石橋義正監督、竹野内豊・山田孝之W主演『唄う六人の女』。
 

15:20-16:20

<HISTORICA X セッション②>
生成AI普及期におけるAIを活用したクリエイティブの現状と展望

登壇者

新 清士[株式会社AI Frog Interactive 代表取締役CEO]

1970年生まれ。株式会社AI Frog Interactive代表。
デジタルハリウッド大学大学院教授。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。現在は、少人数のチーム2024年発売予定のサバイバル・アクションアドベンチャー「EXELIO-エグゼリオ」の開発中。過去にはゲームジャーナリストとして活躍後、VR剣戟アクションゲーム「ソード・オブ・ガルガンチュア」の開発を主導。

森川 幸人[ゲームAI設計者、グラフィック・クリエイター、モリカトロン株式会社 代表取締役、筑波大学 非常勤講師]

主な仕事は、ゲームAIの研究開発、CG制作、ゲームソフト、スマホアプリ開発。たまに、執筆業。筑波大学芸術専門学群卒業。
2004年「くまうた」で文化庁メディア芸術祭 審査員推薦賞、2011年「ヌカカの結婚」で第一回ダ・ヴィンチ電子書籍大賞大賞受賞。
主な著書に「マッチ箱の脳」「テロメアの帽子」「ヌカカの結婚」「イオの黒い玉」「絵でわかる人工知能」(共著)「イラストで読むAI入門」「僕らのAI論」「絵でわかる10才からのAI入門 」。
主なゲームに「がんばれ森川君2号」「ジャンピング・フラッシュ」「アストロノーカ」「くまうた」「ねこがきた」。全てのゲームについて、ゲームディレクション、ゲームデザイン、仕様設計、キャラクターデザイン、AI設計を担当。
 

16:30-17:30

<HISTORICA X ファイナルセッション&クロージング>
EIZO EIZO DXを実現するために
 (※立命館大学映像学部教授 細井浩一様の登壇はビデオメッセージとなります。)

HISTORICA X セッションに登壇頂いたゲストに加えて、立命館大学映像学部教授の細井浩一氏と、株式会社エクシヴィ代表取締役 近藤義仁氏(GOROman)にご参加いただくパネルディスカッションです。

登壇者

GOROman[株式会社エクシヴィ 代表取締役(実質無職)]

幼稚園児からTVゲームにハマり、7歳プログラミングに目覚め、ゲームプログラマとして数々のタイトルに携わる。2014年 Oculus VR Japanの立ち上げる。facebook(現meta社) でパートナーエンジニアに従事後。現在は自由人に。著書「ミライをつくろう! VRで紡ぐバーチャル創世記 (翔泳社)」。
 

お座敷2

10:30-12:00

京都フィルムメーカーズラボ オープンセッション
マスターズ・セッション「絵コンテバトル」

TVアニメ『ONE PIECE』ワノ国編のシリーズディレクターである長峯達也氏とラインプロデューサーの赤堀哲嗣氏を招き、京都フィルムメーカーズラボで世界各国から集まった若手映画人が作成した映画作品の絵コンテを評論してもらう。

登壇者

長峯 達也[TVアニメ『ONE PIECE』ワノ国編 シリーズディレクター]

1971年生まれ。東映アニメーション所属のアニメーション演出家、アニメーション監督。TVアニメ『ONE PIECE』のシリーズディレクター。他には、劇場アニメ『ONE PIECE FILM Z』やTVアニメ『ドラゴンボール超』等で監督/シリーズディレクターを務める。

赤堀 哲嗣[TVアニメ『ONE PIECE』ワノ国編 ラインプロデューサー]

 

12:30-13:30

オリジナルアニメの新たな出口!studio hbから学ぶコンテンツ開発
〜『旅はに』 with Roadstead〜

アニメーション制作会社・studio hbが企画/制作を務めるオリジナルアニメプロジェクト『旅はに』。オリジナルアニメを開発すること自体が難しい昨今、アニメスタジオのstudio hbが新たなプラットフォーム「Roadstead」と出会い、今までにない展開を目指していく企画開発のプロセスを語ります。「Roadstead」に対する出品者視点からのレビューもお見逃しなく。

登壇者

髙本 雄大[株式会社studio hb 代表取締役、アニメーションプロデューサー]

立命館大学を卒業後、2016年に株式会社GONZOに入社。制作進行、制作デスク、APを経て2019年に独立。株式会社studiohbを設立してTVアニメのグロス制作やCM制作をする傍ら、オリジナルIP開発を行う。第一弾プロジェクトとして旅するアニメプロジェクト「旅はに」をプロデューサーとして企画、第二弾として銭湯を応援する「推し湯」プロジェクトを2023年に立ち上げた。

川村 岬[株式会社ねこじゃらし 代表取締役]

2006 年に株式会社ねこじゃらしを設立。クラウドストレージ「Jector」やDVTプラットフォーム「Roadstead」を開発・運営。自身も開発を行うエンジニア。2020 年より映画製作事業を開始し、映画を全く見ない映画プロデューサーとしても暗躍中。プロデュース作品に「スパイの妻(黒沢清監督)」「ドライブ・マイ・カー(濱口竜介監督)」など

小林 一尚[株式会社ねこじゃらし エグゼクティブ・マネージャー]

1989年から(株)日テレアックスオンにて、五輪やサッカーW杯特番、京都の伝統文化を紹介する番組等のディレクター/プロデューサーを長年担当後、アーカイブ事業の責任者として、理化学研究所が保有する膨大な映像のアーカイブ化に尽力。映像コンテンツの企画制作、知的財産管理の知見を活かし、2019年より株式会社ねこじゃらしにて、IP関連の企画営業を担当。
 

14:00-15:00

清少納言は椅子に座れなかったか?
―アニメーションの身体性表現が捉えた『枕草子』の時代―
©つるばみ色のなぎ子たち製作委員会/クロブルエ

現在、制作中の映画『つるばみ色のなぎ子たち』のメイキング映像からも分かるように、松明の検証や布の染色の実験、十二単を着た実際の動きの確認など、丁寧かつ独特のアプローチでアニメーション制作を進めている。その背後には、平安時代中期という時代そのものへの膨大ともいえる監督自身の研究と理解があります。そうした過程で新しく発見したものが、従来抱かれていた「平安時代のイメージ」をどこまで変えてゆくのか。そして、どのように「映画」に昇華させていくのか。監督自ら語る貴重な機会です。映画『つるばみ色のなぎ子たち』の公開がより楽しみになる必聴のセッションです。

登壇者

片渕 須直[アニメーション映画監督]

1960年生まれ。日本大学芸術学部特任教授・上席研究員。大学在学中に『名探偵ホームズ』の脚本を手がけてから、今年で43年目。監督作はTVシリーズ『名犬ラッシー』(96)、『BLACK LAGOON』(06)、長編『アリーテ姫』(01)、『マイマイ新子と千年の魔法』(09)、『この世界の片隅に』(16)、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(19)など多数。疫病の中に生きる千年前の人々を描く映画『つるばみ色のなぎ子たち」を現在制作中。
 

17:00-18:30

京都ヒストリカ国際映画祭×活弁シネマ倶楽部コラボステージ
「2024年新作映画や映画祭をもっと楽しむガイド」

関西を拠点に映画コメンテーターとして活躍する元SKE・加藤るみさん、WEB番組「活弁シネマ倶楽部」の企画・プロデューサーも務める映画ジャーナリスト徐昊辰(じょ・こうしん)さんが、ざっくばらんなトークを展開します。2023 年印象に残った作品や出来事、国内開催の映画祭と海外の映画祭との違い、そして、なぜ映画祭に惹かれるのか、映画祭の楽しみ方などなど、時間のゆるす限り「映画を楽しむ」トークステージ型の交流イベント
※当日の様子を収録し、後日、WEB番組「活弁シネマ倶楽部」で配信予定。

登壇者

加藤 るみ
[タレント/映画コメンテーター]

SKE48を卒業後、映画・釣りなど多趣味を生かしマルチに活躍中。『BRUTUS』映画特集、サンテレビ『正月映画大百科』など、関西を拠点に映画コメンテーターとして精力的に活動。

徐昊辰
[映画ジャーナリスト]

1988年中国・上海生まれ、2007年来日、立命館大学卒業。
2008年から中国の映画専門誌「看電影」「電影世界」、ポータルサイトSINA、SOHUなどで、日本映画の批評と産業分析を続々発表。2016年から、北京電影学院に論文「ゼロ年代の日本映画~平穏な変革」などを不定期発表。中国最大のSNS、微博(ウェイボー)のフォロワー数は約270万人。WEB番組「活弁シネマ倶楽部」の企画・プロデューサー。映画.comコラム「どうなってるの?中国映画市場」連載中。2020年から上海国際映画祭・プログラマーに就任、日本映画の選考を担当

小林 達夫
[映画監督・脚本家]

1985年京都府生まれ。2007年、京都国際学生映画祭にてグランプリを受賞。2015年、時代劇映画『合葬』(15)が第39回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門に正式出品され、京都市芸術新人賞を受賞する。以降、NHKドラマ「昭和元禄落語心中」(18)の演出や、ファッション・ブランド“el conductorH”のコレクションにて短編「Something in the Air」(21)を発表。 近作に脚本参加作品として、行定勲監督『リボルバー・リリー』(23)がある。