作品詳細
松竹下加茂撮影所創立100周年記念
監督
衣笠貞之助 [映画監督]
1896年、三重県生まれ。18歳で家出して女形俳優となるも、映画界での女優出現により監督業に鞍替えする。牧野教育映画製作所から『噫小西巡査』(1922)で監督デビュー。1926年には川端康成らと新感覚派映画連盟を設立、松竹下加茂撮影所で新しい芸術映画を目指し『狂った一頁』を制作する。以降、下加茂撮影所を拠点に新人の林長二郎(長谷川一夫)を主演にした時代劇制作を多く手がけるようになる。1940年、東宝に移籍。1950年に長谷川一夫と共に大映に移籍するとヒット作を連発し、大映映画の柱の一つになってゆく。日本家屋と着物のコントラストを意識した構図は独特、お耽美な作風を誇る。『地獄門』(1958)の色彩はジャン・コクトーから絶賛され、カンヌ国際映画祭のグランプリに輝いた。1982年、死去。
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