大型時代劇「柳生一族の陰謀」「赤穂城断絶」に続くアクションアドベンチャー時代劇。大坂冬の陣、夏の陣をクライマックスにして、幸村の謀略と家康の策略とのスリリングな智と血の攻防戦が描かれる。当時最高の特撮・合成技術を用い、ファンタジー色も併せ持ちカルト的な人気がある中島貞夫の力作。真田幸村は何故それほどまでに家康の首を取りたかったのか！？関ヶ原の役で西軍につき、戦いに敗れた幸村が、高野山麓九度山に身を潜めながら、いつの日かと心に秘めた宿願―。 最初に敏腕の家臣･霧隠才蔵を放って謀略を企てるが、しとめた家康は替え玉。その上、服部半蔵の襲撃を受けた才蔵は、危ういところを猿飛佐助に助けられた。自らの手で家康を討つ決心をした幸村は、諸国を放浪する草の者、忍びの者を借り集めるべく戸沢白雲斎を訪ねた。ところが、家康の協力を拒んだために、白雲斎は昔の配下・半蔵の手で殺されており、その傍らに師を亡くした猿飛佐助が一人悲嘆にくれていた。そして、白雲斎の残した草の者人名帖を頼りに、次々と忍びの者たちが幸村の下に集められていった。

日本｜ 1979｜ 148min｜ 日本語｜ 東映｜

• アクション
• ヒューマンドラマ
• ファンタジー