日本初上映
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『マクベス夫人』
Lady Macbeth
英国ベテラン舞台演出家の恐るべきデビュー作。運命を切り開くため若き貴婦人は手を下す̶

『マクベス夫人』

監 督:ウィリアム・オルドロイド

出 演:ウィリアム・オルドロイド 出演:フローレンス・プー、コスモ・ジャービス、ポール・ヒルトン、ナオミ・アッキー、クリストファー・フェアバンク


制作国:イギリス

制作年:2016

時 間:89min

字 幕:日本語

海外セールス:Protagonist pictures

あらすじ

19世紀後半の英国北部。裕福な商人の家に嫁いだ17歳のキャサリン。気難しい40歳の夫は自分に興味がない。冷酷な舅からは外出を禁じられ、人里離れた屋敷で退屈な生活にうんざりしていた。あるとき、夫不在の家で若い使用人と関係を持つ。それを静かに観察する黒人のメイド・アンナ。使用人との幸せな未来を求め、少女がサディスティックに変貌していく。

みどころ

オペラとして有名なロシア小説「ムツェンスク郡のマクベス夫人」の映画化。英国演劇界で活躍しているウィリアム・オルドロイドが手がける初長編映画。この作品により、監督は「ヴァラエティー」誌による「観るべき10人の監督たち2016」にも選出されている。ジェンダー、人種、階級をテーマに現代的作品へと昇華させ、トロント国際映画祭はじめ世界で大反響を巻き起こした要注目のインディペンデント作品。制作チームには、『あるスキャンダルの覚え書き』キャスティング・ディレクター、『ロブスター』美術監督、サリー・ポッター作品の衣裳デザイナーなど一流スタッフが参加している。

監督:ウィリアム・オルドロイド

ロンドン王立演劇学校で学び、ヤング・ヴィック劇場の演出家として活動。フランク・マクギネスによるイプセンの古典劇「幽霊」の新版を上演。その後、東京で市村正親主演「キーン」、ミュンヘンで「Waiting for Godot」、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで「Two Noble Kinsmen」などを手がけた。オペラでは、ロンドンのサドラーズウェルズ劇場で「ドン・パスクワーレ」、ポルトガルで「奥様女中」を製作。初めて手がけた短編映画『Christ's Dog』は、ハンブルク国際インディペンデント映画祭で最優秀短編映画賞にノミネート。2作目の『Best』はサンダンス・ロンドン短編映画祭で受賞し、サンダンス国際映画祭にも出品された。本作『マクベス夫人』は初の長編作品となる。

予告編