関西初上映

『リュミエール!』
LUMIERE!
京都映画120年記念企画、お帰りなさいリュミエール! カンヌ国際映画祭総代表がリュミエール作品を4K復元

『リュミエール!』

監 督:ティエリー・フレモー


制作国:フランス

制作年:2017

時 間:90min

日本語版ナレーション:立川志らく
配給: ギャガ

あらすじ

1895年12月28日パリ。フランスのルイ&オーギュスト・リュミエール兄弟が発明した“シネマトグラフ”で撮影された映画、工場から出てくる人々を撮影した有名な『工場の出口』等が世界で初めて有料上映された。全長17m、幅35mmのフィルム、1本約50秒、現在の映画の原点ともなる演出、移動撮影、トリック撮影、リメイクなど多くの撮影技術を駆使した作品は、その当時の世界中の人々を驚かせ興奮させた。そして、そこに描かれているのは、あの頃から現代に至るまで変わりのない人々の生きる姿――。 本作は、1895年から1905年の10年間にリュミエール兄弟により製作された1422本の中から、カンヌ国際映画祭総代表で、リヨンのリュミエール研究所のディレクターを務めるティエリー・フレモー氏が選んだ108本から構成され、リュミエール兄弟にオマージュを捧げた珠玉の90分である。映像は4Kデジタルで修復され、フレモー氏が自ら解説ナレーションを担当。映画を愛してやまない全ての人に贈る奇跡の映像の数々が、きっとあなたを122年前の世界の旅へと誘うだろう。

みどころ

「これは世界の至宝だ!」とマーティン・スコセッシ監督も絶賛した本作『リュミエール!』。“映画の父”リュミエール兄弟が1895年〜1905年に製作した作品1422本の中から厳選された秘蔵作品108本が4Kデジタルに修復され、リュミエール研究所の所長を務めるティエリー・フレモー氏が監督・脚本・編集・プロデュース・ナレーションの5役を担当、同研究所の名誉総長を務めるフランスの映画監督ベルトラン・タヴェルニエもプロデューサーとして名を連ねている映画ファン必見の1本です。リュミエール兄弟作品として有名な『工場の出口』、『ラ・シオタ駅への列車の到着』、『水を撒かれた散水夫』を含め、当時交通・通信手段がまだまだ開発途中にも関わらず、フランス、イタリア等のヨーロッパ各国、アメリカ、エジプト、ベトナム、そして日本と多くの国の様子、現地の人々の生き生きとした姿を映し出しています。本作では1897年に京都で撮影された作品も含まれており、50秒という短い時間ですが、当時の日本の様子を楽しんで頂ければと思います。そう、映画はここからはじまった———。 今回の上映にあたり、122年前の映像を存分に満喫していただくため、日本語ナレーション版でみなさまにご覧になっていただきます。ナレーションをご担当したのは、映画への造詣も深い落語家 立川志らく氏。映画のナレーションに初挑戦したとは思えない、立川志らく氏の魅力あふれる声もお楽しみください。

監督:ティエリー・フレモー

1960年、フランス南部イゼール生まれ。2001年からカンヌ国際映画祭で芸術ディレクター、そして2007年から総代表となる。リヨンにあるリュミエール映画研究所の所長でもある。柔道は黒帯の腕前。

予告編