時代劇はいま、従来の枠を超えて増殖しつつあります。時代劇に不可欠な殺陣＝ソードアクションは、地域や時間を越えた表現手法としてゲームやパチンコ、マンガ、アニメといったメディアを超えた楽しみ方がなされています。
HISTORICAに並んだ作品は、京都でおよそ100年の間、熟成された時代劇の旨味を生かしたものばかりです。トム・クルーズに「侍」を見てしまったと気付いたときに走る戦慄。タランティーノが映画と戯れる間合いを見失いチャンバラに傾いていく危うさ。宮本武蔵に引きずられていく群れの中に内田吐夢から押井守までを認めてしまう奇妙さ。近衛十四郎の弧を描く太刀筋から拡がっていくアニメ的アクション空間のイマジネーション。ジャンルも国境も越えて魂をぶつけ合い戦う源平の男たち・・・
国境・時代・メディア・・・あらゆるボーダーを越境していく時代劇の魅力とは何でしょうか？様々なジャンルで活躍するサムライ・クリエーターたちを招いてのトークも見逃せません。HISTORICA では、上映・セミナーを通じて、トレンドとトラディショナルの中で交錯する不易流行の時代劇を求めていきます。

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