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上映作品
『妖刀物語・花の吉原百人斬り』Tale of A Mystical Sword

吐夢・千恵蔵・良重のファムファタール 荘厳なまでの江戸吉原のバロック悲劇

35mm
ENGLISH
ゲストあり

『妖刀物語・花の吉原百人斬り』

(C)東映
上映スケジュール
11月1日(木)13:30ー

トーク:西尾孔志〔映画監督〕

作品情報
監 督内田吐夢
出 演片岡千恵蔵、水谷良重
制作国日本
制作年1960
時 間109min
言 語日本語
字 幕英語
配給東映
あらすじ

まじめ一途の商人次郎佐衛門(片岡千恵蔵)には生まれながらの痣があった。金に不自由しないものの見合いは全て断られてしまう。ある日、次郎佐衛門は取引先と吉原を訪れ、遊女の玉鶴(水谷良重)と一夜をともにするが…。

みどころ

悪女に手玉にされる純情男の悲憤を描いた歌舞伎の古典『籠釣瓶花街酔醒』を題材に、無駄ない構成と豪華な美術で練り上げた傑作。積み上げられた悲劇の情念が崩れ落ちるカタストロフが限りなく美しい。

監督情報
内田吐夢

1898年生まれ。女形が演じる映画からの脱却を目指した栗原トーマスのサイレント映画を振り出しに、監督としてマキノ・日活などで清新な喜劇や活劇で評判を得、1930年代後半には『人生劇場』(1936)『限りなき前身』(1937)『土』(1939)でキネ旬ベストテンの常連となった。第二次大戦中、満州映画に籍を置き、戦後、中国大陸に7年間の抑留のちに帰国した。同い年の溝口健二・伊藤大輔らが再起を支援し、『血槍富士』(1955)から戦後の活動を再開し、『大菩薩峠』三部作(1957~59)『宮本武蔵』五部作(1961~65)はじめ、古典に範をとった『妖刀物語・花の吉原百人斬り』(1960)『恋や恋なすな恋』(1962)で時代劇のストーリーテリング、キャラクター表現の奥行きを追及した。ほかに、社会性を帯びた現代サスペンス『飢餓海峡』(1965)がある。ときに民族問題から経済までを扱う題材の多様さと、人物造形の陰翳表現の巧みさがフィルモグラフィを覆っている。また、巨匠と呼ばれても好奇心を失わず、技術や演出に挑戦を続けていく姿勢が多くのスタッフを育てていくこととなった。

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