ごあいさつ

日本映画発祥の地・京都で「時代劇」をつくり続けてきた私たちが、「歴史劇」という大きなテーマで世界の映画をみていこうと立ち上げた京都ヒストリカ国際映画祭も、今年で9年目を迎えます。
 本年も国内外から、歴史ファンならずともわくわくする珠玉の映画が多数出品されます。歴史劇だからこそ描ける人間の強さや美しさ、真実がスクリーンから溢れ出て来るものと確信しています。
 ぜひみなさん、映画で描かれた歴史劇の魅力を、存分にご堪能ください。そしてこの映画祭が、自国の歴史や文化を語り合う国際交流の場となることを願っています。


京都ヒストリカ国際映画祭実行委員会
実行委員長 阿部 勉(株式会社松竹映像センター 代表取締役副社長)


開催概要

世界でただ一つの歴史映画の祭典・京都ヒストリカ国際映画祭も今年で9回を数えました。この間、歴史映画を取り巻く状況は変わりました。ゲームやアニメメディアとの境目は幾多の横断によって消え去り、ファンタジーやコメディとのジャンル間の往還もおびただしくなりました。一方で、VFX技術も洗練され、フィクションのリアルさを目立たずに支える手段として使われるようになりました。今年でいえば『銀魂』『関ヶ原』は歴史映画の現在を表しています。
しかし、国や文化の境目は壁を築き視線を遮るようになって来ました。歴史映画はそれに対して背を向けるか、飛び越えるかを問われています。
私たちは越境する歴史映画を支持します。方法や手段は様々ですが、いずれもが魔法のように国境を無効化する映画のチカラを持っています。日常とかけ離れた舞台での物語に没入し、感動してしまう不思議さ。そのマジックを存分に愉しんで下さい。


京都ヒストリカ国際映画祭実行委員会
プログラム・ディレクター 髙橋 剣
(東映株式会社 京都撮影所 スタジオ事業部長代理)